睡眠薬の有効性と注意点 症状に合わせた睡眠薬の選び方を解説 (3/4ページ)

Doctors Me



これは睡眠薬の副作用が代謝能力の低い高齢者により頻繁に見られることから、少なくない例で起こっているとの指摘があります。睡眠薬の副作用2 発病リスク睡眠薬にはいくつかの疾患の発病を誘発するという指摘があります。因果関係が確かめられたものばかりではありませんが、以下に知識として備えておくと有益であると考えられる研究発表を記しておきます。

認知症
副作用として一時的な認知機能の低下を招く危険性のある睡眠薬ですが、ベンゾジアゼピン系薬剤について高齢者の認知症リスク自体を高める可能性が指摘されています。

イギリスの研究において、高齢者でベンゾジアゼピン系の睡眠薬を服用している人とそうでない人を比較した結果、服用側でアルツハイマー型認知症に罹患する人の割合が50%程度多かったという発表がされています。

しかし、この結果には反証となる研究も多く、また研究対象が元々アルツハイマー型認知症のリスクを有する高齢者であることから排除し切れていない他の要因による影響も考えられます。

そのため、現状ではまだ睡眠薬と認知症の因果関係について結論を得るに至っていません。ただし、無用な大量または長期の投与は避けるべきとの方針では一致しています。

うつ病
アメリカでの臨床試験データ再解析研究において一部の睡眠薬がうつ病の発生リスクを2倍程度に高める可能性が指摘されました。

しかし、この研究はデータに集積過程での偏りがあったり、発表者が反睡眠薬の活動を行っている者であるなど結果の信ぴょう性には疑義もあります。

がん
台湾の保険システムデータ解析など睡眠薬服用者のがん罹患リスクを調べたところ、10%以上の上昇を示した研究がいくつかあります。

しかし、睡眠薬服用者は何らかの原因で心身のバランスを崩していたり、または日常的にストレスに晒されている傾向が顕著なため、

このリスク上昇が睡眠薬によるものなのか、ストレスなど他の要因によるものなのかという点において相当の疑義があるとされています。
「睡眠薬の有効性と注意点 症状に合わせた睡眠薬の選び方を解説」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る