花粉症にはヨーグルト? 効果的なヨーグルトの選び方について (3/3ページ)
おもにビフィズス菌や乳酸菌の仲間で、これらが私たちの体を健康に維持することに大きく関わっています。
まるで花園のように広がるという意味で、「花畑」「花園」を意味する「フローラ」というラテン語が使われています。ここに暮らす菌たちが、いわゆる善玉菌といわれるものです。
この善玉菌が健全に機能することで、体質が本来の状態で維持されるといわれます。Th1とTh2のバランスを守るのにも、腸内フローラが大きく関わっているという報告がなされています。
乳酸菌とビフィズス菌
そこで登場するのがヨーグルトです。ヨーグルトを作るには乳酸菌が不可欠。当然ヨーグルトにはたくさんの乳酸菌が含まれます。種類によってはビフィズス菌も含まれるものもあります。
乳酸菌は糖類を分解して乳酸を作り出しますが、ビフィズス菌の場合は乳酸だけではなく酢酸も作るのが特徴です。これらが悪玉菌の繁殖を防ぐなどの働きをすることによって、体の健康を守るのです。ヨーグルトを食べても腸内フローラに善玉菌は届かない? では、ヨーグルトを食べれば腸内フローラの乳酸菌・ビフィズス菌を増やせるということでしょうか。じつはそう簡単ではないのです。
乳酸菌やビフィズス菌を含む食品を食べても、ほとんどの菌は生きたまま腸内に届くことはないという研究結果が出されているのです。原因は胃液に含まれる強烈な胃酸。これによって菌はほぼ死滅してしまいます。
しかも、仮に生きて腸までたどり着いたとしても、そのまま住み着いて増殖することはないのです。これなら効く! ヨーグルトの選び方乳酸菌を含むある種の食品の摂取によって、便秘や下痢の改善、善玉菌の増殖、悪玉菌の減少、有機酸の増加とアンモニアの減少による腸内環境の改善といった、すばらしい研究結果が出ているのです。
こうした科学的な効能報告がある食品を、日本では特定保健用食品、通称トクホとして認定しています。
トクホにはその食品の機能を表示することが認可されています。これらの中には、血圧や血清コレステロールの低下など、体質改善への貢献、そして花粉症などアレルギー症状の軽減が確認されているものがあります。
ヨーグルトを選ぶ際のキーワードは「トクホ」です。ヨーグルトとは、気長に付き合おう花粉症の根治はやはり簡単ではありません。ヨーグルトも治療薬というよりは体質改善のための道具のひとつと考えたほうがよいでしょう。
しかも、即効性があるものではありませんから、気長に長期間取り続けることが必要です。
ヨーグルトには、花粉症対策だけではないいくつもの健康貢献が期待できますので、いろいろな意味で健康を支えてくれる食品として、食生活の一部に加えてみてはいかがでしょう。
(監修:Doctors Me 医師)