インドネシアで野党が「禁酒法案」を提出!今後はバリ島でビールが飲めなくなる? (2/2ページ)

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・「宗教は無関係」か?

今年9月、野党が衝撃の法案を提出しました。

それは「バリ島を含むインドネシア全土での完全禁酒」。

これが可決されれば、この国ではアルコール飲料の製造・販売・消費が違法行為になります。

もちろん、この法案が現実のものとなる可能性は限りなく低いのですが、大事なのは野党が禁酒法案を提出した根拠です。ここでもやはり「国民の健康のため、宗教は無関係」と言っています。

当然ながら、バリ島の有力実業家はこぞって大反対しています。ビールもグルメのひとつですから、世界的に人気のあるインドネシアビールがなくなると観光産業にとっては大打撃になってしまいます。

・観光業者の憂鬱

世界各地のお酒を飲むのが目的の「アルコール・ツーリズム」は、日本でも物珍しいものではなくなってきています。

大都市の会場で行われる日本酒の試飲会などは、当日券が確保できないほどの人気です。

ワインの産地であるボルドーやブルゴーニュにワインを飲むためだけにフランスを旅行する、おいしいスコッチウィスキーを飲みにスコットランドを旅行する、そんな旅を楽しんでいる人もたくさんいます。

「ビンタンやアンカーのないバリは嫌だ!」と外国人旅行者が考えるのは、それだけインドネシアのビールが愛されている証拠。ですがそれを理解できない政治家や知識人が、少なからず存在するのもまた事実なのです。

外国人旅行者の増加を目論むインドネシア政府ですが、その道筋は決して単純ではないようです。

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