目の奥が痛いときは2つの頭痛が原因?頭痛のメカニズムと解消法を解説 (3/3ページ)

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次に群発頭痛についてですが、こちらも同様にまずは薬物療法で症状の緩和を試みます。それでも症状が緩和されない場合や、症状が非常に重い場合は「純酸素吸入法」と呼ばれる治療を行います。

これはその名の通り、純粋な酸素を体内に取り込むという方法で、非常に高い効果が期待できる治療法です。

しかし、保険が適用されない自由診療のため治療費が月に2〜3万円程度と高額になることがデメリットです。

また、痛みが出たらすぐに吸入しなければ効果が期待できないため、酸素ボンベを常に常備しておく必要があります。目の奥が痛いときに疑われる病気の予防法まず、最も重要な予防法は「目を大切にする」ことです。スマートフォンやPCを深夜まで使用し、眠りにつく直前まで画面を見ていると十分な睡眠の質を確保できません。

睡眠は脳を休ませる貴重な時間です。「目を酷使する=脳を酷使する」ということになり、脳が十分な休息を取らないと結果として偏頭痛や群発頭痛の原因となってしまいます。

仕事上、どうしてもPCの前から離れられないという人は、5分でも10分でも良いので目を休ませる時間を意識的に作ることが重要です。

実際に睡眠を取っていなくても、目を瞑るということは目から脳への情報を遮断することになり、かなりの休息効果を得ることができるのでおすすめです。

また、最近ではスマートフォンやPC用のブルーライトカットフィルムやメガネも販売されています。これらをうまく活用してみるのも良いでしょう。目の奥が痛いときは、生活習慣を見直してみる私たちの生活に必要不可欠なスマートフォンやPC。便利な反面、実はあなたの体の不調の原因となっているかもしれません。

目の奥の痛みや頭痛の他にも、肩こり、腰痛、睡眠障害など、さまざまな病気や症状の一因であることが多いものです。

ぜひ一度、今までの生活習慣を見直し、スマートフォンやPCとの上手な付き合い方を考えてみてはいかがでしょうか。

なお、今回ご紹介した症状以外にも心当たりのある方や、あまりにも痛みがひどい場合は早めに専門医に診てもらいましょう。

(監修:Doctors Me 医師)
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