天才テリー伊藤対談「片桐竜次」(2)ピラニア軍団結成のきっかけは何!? (1/2ページ)
テリー ここで片桐さんの経歴を振り返りたいんですが。まず、東映のニューフェイス出身なんですよね。
片桐 ええ、13期です。でも、正式な扱いでもないみたいで、何かあやふやな感じなんですけど(笑)。
テリー 何歳くらいの頃ですか?
片桐 21歳の時です。大阪ガスでサラリーマンをしていましたから、よく会社を休んでは京都撮影所まで撮影に行ったりしてね、大変でしたよ。
テリー えっ、会社は辞めずに二足のわらじで?
片桐 もちろん辞めようと思ったんですけど、しばらくはそんな感じで。まあ、何とかなっちゃったんですよ(笑)。
テリー いい時代ですねェ(笑)。それは大阪ガスの給料がよかったから?
片桐 そうです。それに、東映も社員俳優なので固定給で、当時1万3000円ぐらいあったものですから。
テリー 社員俳優って何ですか?
片桐 要するに「俳優課」という部署に所属して、振られた役を演じるんです。
テリー それ、エキストラとは違うんですか。
片桐 エキストラは日当だけですけど、社員俳優は月給プラス日当なわけです。
テリー へえー、当時はそういう人がいっぱいいたんですね?
片桐 俺が入った頃は200~300人ぐらいですかね。川谷(拓三)さん、志賀(勝)さん、みんなそうですよ。
テリー ああ、片桐さんが所属していた「ピラニア軍団」の仲間たちが。
片桐 そうです。