学費が高額な医学部……特別な奨学金ってあるの? (2/3ページ)

学生の窓口

例えば東京都の場合、「東京都地域医療医師奨学金」と名付けられた奨学金制度を設けています。大学や募集人数は都が指定しており、2017年(平成29年)度は順天堂大学と杏林大学が各10人、東京慈恵会医科大学が5人募集となっています。出願資格は、

●出願時に、次のいずれかの要件を満たす者
 ・東京都内に住所を有し、かつ高等学校等を卒業した者(卒業見込みを含む)
 ・都内の高等学校等を卒業した者(卒業見込みを含む)
●各大学が実施する「東京都地域枠入学試験」に合格したとき、当該大学への入学を確約できる者
※合格したときは入学を辞退できません。
●医師免許取得後、小児医療、周産期医療、救急医療、へき地医療のいずれかの領域で、東京都が指定する医療機関において9年間(初期臨床研修期間を含む)以上の期間、医師として従事しようとする意志を有すること。

となっており、これら全てを満たす場合に出願できます。出願し、採用された場合はそれぞれの大学の6年間の学費と月10万円の生活費が貸与されます。例えば順天堂大学の場合は6年間の修学費2,080万円と6年間の生活費720万円、合計2,800万円が貸与されます。

また、卒業後に特定の条件を満たした場合に奨学金の返還が免除となるのも特別貸与奨学金の特徴です。東京都の特別貸与奨学金の場合は、

●大学卒業後、2年以内に医師国家試験に合格すること。
●医師国家試験合格後、速やかに医師免許を取得し、卒業した大学の付属病院(ただし、都内に所在する病院に限る)で初期臨床研修を開始すること。
●初期臨床研修修了後、引き続き、小児医療、周産期医療、救急医療、へき地医療のいずれかの領域で、医師として、東京都が指定する医療機関に奨学金貸与期間の1.5倍の期間、従事すること。

という条件になっています。他の地域の特別貸与奨学金も、指定の医療機関で一定期間従事することが条件になっていたりするなど、おおむね東京都と同じような条件で奨学金の貸与を行っています。

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