素通り禁止!ポルトガル世界遺産の街、シントラの王宮は見た目よりスゴイ (2/3ページ)
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実は、宮廷内で起きた浮気事件に端を発しています。
この部屋でキスシーンを目撃されたジョアン1世が、「浮気ではなく善意の接吻」であると弁解するために、「おしゃべり」を意味するカササギと、”POR BENNE(「善意の接吻」を意味する言い訳の言葉)”を天井一面に描かせたのです。
一見可愛らしい天井画にそんな意味が込められていたなんて、驚きですね。
・紋章の間
シントラの王宮内でおそらく最も豪華な部屋が「紋章の間」。王宮の最上部にあたる部屋で、ドーム天井に施された黄金の装飾が圧巻。
天井部分に描かれているのは、16世紀の王侯貴族の紋章。その功績を称えられたヴァスコ・ダ・ガマの紋章もあります。
狩猟の場面などを描いた18世紀のアズレージョ(ポルトガル伝統の装飾タイル)も美しく、まさにポルトガルならではの芸術が詰まった空間といえます。