素通り禁止!ポルトガル世界遺産の街、シントラの王宮は見た目よりスゴイ (1/3ページ)
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イギリスの詩人バイロンが「この世のエデン」と称えたリスボン近郊の街シントラ。
その美しい風景は「シントラの文化的景観」として世界遺産に登録されています。
そんなシントラで見逃せないスポットの一つが、街の中心・レプブリカ広場に面した王宮。
ポルトガル王家の夏の離宮で、イスラム教徒が残した建物を13世紀にディニス王が居城として整備、その後14世紀にジョアン1世が増改築を行いました。さらにマヌエル1世の時代にも増築がなされたため、ムデハル、ゴシック、マヌエル、ルネッサンスなど、さまざまな建築様式が融合した複合建築となりました。
シントラで最も人気の観光スポットは、おとぎの国を思わせるカラフルなペーナ宮殿ですが、内装はむしろ王宮のほうが豪華。王宮内部には、個性豊かに彩られた美しい部屋の数々が待ち受けています。
数ある部屋の中で、特に見逃せないユニークな部屋をご紹介しましょう。
・白鳥の間
ジョアン1世が英国に嫁いだ娘の幸福を願って造らせた「白鳥の間」。宮廷舞踏会場として使用された大広間で、その名の通り、天井に夫婦円満の象徴とされる白鳥が描かれています。
27羽の白鳥がすべて異なるポーズで描かれている点に注目。明るく甘やかな色使いが、女性的な優しい雰囲気を生んでいます。
・カササギの間
可愛らしいカササギが天井に描かれた「カササギの間」。