ハリー・ポッターの世界!?ポルトが誇る世界で最も美しい書店「レロ・エ・イルマオン」 (1/3ページ)
歴史的な街並みが世界遺産に登録されているポルトガル北部の街ポルト。その世界遺産地区に、世界で最も美しい書店のひとつがあります。
それが、「レロ・エ・イルマオン」。1869年に創業、1906年から現在の場所で営業している老舗の書店で、イギリスのガーディアン紙が選ぶ「世界の素敵な書店」で第3位に選ばれました。
ハリー・ポッターシリーズの原作者、J・Kローリングが英語教師としてポルトに赴任していたころ、この書店がハリー・ポッターの世界観に影響を与えたのではないかとも言われており、今やポルトの大人気観光スポットのひとつとなっています。
とても書店とは思えない華やかな外観。そうと知らなければ邸宅レストランか何かかと思ってしまいそうです。
道路を挟んで店の向かいにあるチケットカウンターで、3ユーロのチケットを購入して入店します。チケットは3ユーロのバウチャーとして使用できるため、店内で書籍を購入すれば入場料は実質無料に。
店内に足を踏み入れた瞬間、1階の天井の一面に施された華麗な彫刻に息を呑みます。
2階への階段は、その美しさからガーディアン紙が「天国への階段」と称した最大の見どころ。優美な曲線を描くシルエットには、劇場を思わせるようなドラマ性が感じられます。