金正恩氏が数字の「3」に異常に執着する理由 (1/2ページ)

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金正恩氏が数字の「3」に異常に執着する理由

韓国では朴槿恵大統領がただ一人、心を許す関係だったという崔順実(チェ・スンシル)氏による国政の私物化事件が連日トップニュースになっている。崔氏は「ムダン(巫堂)」と呼ばれるシャーマニズムにおける「巫女」で、神通力をもって朴大統領を「支配」していたという噂もまことしやかにささやかれる。

もはや「なんでもあり」で韓国国民からも完全にそっぽを向かれた朴大統領であるが、今回は大統領であったから問題になっただけで、ムダンなどの占い師に頼ることは南北朝鮮では一般的な光景だ。

秘密警察も占い頼み

北朝鮮でも庶民から「金主(トンジュ)」と呼ばれる新興成金まで、占いは生活に根付いている。

韓国の有力紙「東亜日報」で10余年にわたって北朝鮮関連の記事を書き続ける脱北者出身のチュ・ソンハ記者は、自身の運営するブログ「ソウルで書く平壌の話」に今月4日投稿した記事の中で、今の北朝鮮は「迷信の全盛時代を迎えた」と表現した。

「占い師の家が10里(4キロ)にひとつずつある」とさえ言われ、「占い師があまりにも多いので、北朝鮮を離れて韓国で占い師をしている脱北女性も数人いる」というから驚きだ。

チュ氏によると、北朝鮮でポピュラーな占いは「土亭祕訣(トジョンピギョル)」と「四柱推命」だという。

「土亭祕訣」とは李氏朝鮮時代の16世紀に書かれた占いの本で、一年の運勢を占う。月ごとの運勢が短く説明され、一年の指針として年初に行うことが多い。「四柱推命」は人生全般の運を占うものだ。いずれの占いも原理があるため、生年月日と生まれた時間が分かれば比較的簡単に行える。

ただ、そのためには本がいる。チュ記者は「『土亭祕訣』が一冊あれば、『運勢を見てくれ』という人を相手に、大金持ちになることができた」と90年代から2000年代を振り返る。ちなみに、ソウルに来て「土亭祕訣」が一冊1000円以下で売られているのを見てショックを受けたそうだ。

もっとも、今では北朝鮮でも「土亭祕訣」を買えるという。「値段は300元(約4500円)で、コメなら60キロ、トウモロコシならば100キロ以上買うことができる金額」とのことだ。

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