自分の声をリアルタイムで“キャラ声”に変換するボイスチェンジャー (1/2ページ)
いわゆるボイスチェンジャーとは、ピッチ(声の高さ)やフォルマント(声の性質)を調整することで、人の声を異なった音声へと変換する技術のことである。
報道番組などで匿名の人物の声質を変えているのも一種のボイスチェンジャーだが、ご紹介する『リアチェンvoice』は、これまでのボイスチェンジャーとは異なるベクトルで開発されたものだ。
なんと、人の声をアニメのような“キャラ声”に変換するのである。
動画ではマイクを持つ男性の声が、男の子系女性ボイスの“Risa”、イケメンボイスの“Takuya”、キャラクター系男性ボイスの“Ryota”に変換されている。
この技術は奈良先端科学技術大学院大学・戸田智基客員教授の研究グループと、クリムゾンテクノロジー株式会社により共同開発されたもの。意外なようだが、こうしたリアルタイムなキャラクターボイスチェンジャーは業界初の試みなのだという。
また『リアチェンvoice』では“Metamorphone(メタモルフォン)”という独自の技術を使用することで、アクターの声とキャラクターのモデルデータとのマッチングを音声学習し、よりリアルな音声変換を実現している。
さらにレイテンシー(データ処理の遅延=時間差)を0.1秒以下に抑えることでストレスを感じさせないなど、技術的フォローアップも万全だ。