実録! 単位不足で卒業できなかった現役大学生3人のリアルボイス【学生記者】 (3/4ページ)

学生の窓口

しかし、長引く就職活動によって、春学期の単位を想定していた以上に落としてしまいました。その結果、余裕を持って多めに履修をしていたBさんでしたが、惜しくも2単位足りない状態で秋学期を迎えたのです。

◆その後のBさん

結局、Bさんの追加登録は認められず、泣く泣く留年することになりました。もちろん内定先にも内定を取り消され(形式上は内定辞退)、Aさん同様5年目の大学生活と再びの就職活動を余儀なくされました。しかし、そこからBさんは不足分の2単位を取りつつ就職活動を並行して行い、無事に内定を獲得。現在は最後の学生生活をエンジョイすべく、国内旅行や海外旅行をするためにアルバイトに打ち込んでいます。今度こそ最後の学生生活を満喫してほしいですね。

卒業できずもう1回就職活動をしなければならなかったAさんとBさんのような人もいれば、留年が確定してしまっても内定取消しにならずに済んだ人もいます。それがCさんです。

—卒業間際に単位を落としたCさん—


Cさんは4年生の秋学期、最後のテストにかけていました。「このテストでミスしたら、単位が足りず卒業することができない」、そんな状況でした。それだけは避けなければと必死に勉強しましたが、結果はあえなく撃沈。単位を落としてしまったのでした。教授への泣き落としも効果はなく、たった2単位のために、卒業することができなかったのです。しかし、Cさんは幸運なことに春学期の土曜日に通えば取得できる単位だったために、夏休み前の数ヶ月だけ大学に通い、その年の秋に9月卒業という形で卒業することができました。内定先にも卒業を待ってもらうことができ、秋卒業後に無事に内定先の会社に入社することができたのです。ちなみに正式に卒業できるまでの半年間は入社予定の会社で他の社員同様、平日は毎日出社して仕事をしていたCさんでしたが、アルバイト扱いだったので給料は同期であるはずの新卒社員の半分ほどだったとか。

意外とCさんと同様に半年で卒業できるケースは多いようです。

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