【プロ野球】《阪神・超変革を振り返る》広島の“走りっぷり”と阪神の“走塁”を比較してみた (1/2ページ)
選手たちがダイヤモンドを駆け巡る。
2016年のシーズン開幕前に金本知憲監督(阪神)が描いた理想の姿であった。
超変革の重要課題の一つとしていた“走塁”。しかし、シーズンが終わってみれば盗塁数はリーグ最下位。セ・パ12球団で見ても11番目の散々たる結果だった。
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来シーズンも「超変革」を継続する阪神。“走塁”の変革はいかにして成し遂げられるか。
■意外にも盗塁成功率では広島と遜色がなかった
早朝のウエートトレーニングから始まり、午前中にハードな個人練習を経て、午後の全体練習に移る強行スケジュールは、今シーズン、不甲斐ない成績で終わったチームに喝を入れるにふさわしいメニューだ。
その中にあって、外部の専門家を招聘し、野球以外の分野から技術指導を仰いでいる。“走塁”に関しても、200メートルハードルのアジア記録保持者・秋本真吾氏を迎え、2日間にわたり新たなパワーと知見が注入された。
課題とされる“走塁”だが、ここでセ・リーグの他球団を圧倒した今シーズンの広島の“走りっぷり”と比較してみよう。
常に走っているイメージのある広島。一方、思うように塁を進められないイメージのある阪神。盗塁数では広島が118個、阪神59個。この2倍の差が上記のイメージの根源だろうか。
ただ、盗塁成功率を見ると、意外にも阪神の方が上回っているのには驚いた。広島の盗塁失敗数は52個。一方、阪神は25個。成功率で表すと広島が69.4パーセント。阪神が70.2パーセント。阪神の成功率が0.8パーセント上回る計算になる。
もちろん盗塁成功数が多ければ多いほど、得点圏にランナーが進むケースが増え、得点に結びつく可能性が高まる。そのため、勝利を呼び込む公算が大きくなることは言うまでもないのだが……。