股関節の痛みの原因は? 考えられる疾患と治療法をご紹介 (2/3ページ)
原因
直接的な原因は転倒や転落などの外傷による骨折ですが、副次的な要因としては骨粗しょう症で骨がもろくなっていることや、運動能力が低下していることが挙げられます。
症状
骨折部位の痛みがあることはもちろんですが、ほとんどのケースで立ったり歩いたりすることが不可能になります。高齢者の場合、そのまま寝たきりになって認知症を発症することもあるため、社会問題にもなっています。
治療法
骨折部位を整復して回復を待ちます。その上で歩行が可能になるようにリハビリを開始し、寝たきりにならないように注意します。また、骨粗鬆症の治療をしたり、転倒しにくい環境を整えるといった予防も大事です。股関節の痛みで疑うべき疾患:変形性股関節症

概説
変形性股関節症は、股関節の老化にともなっておこる疾患で、一般的には中高年以降に見られる疾患です。股関節と骨盤の間の軟骨がすり減ってしまうことで発症すると言われています。
乳児期に先天性股関節脱臼があった場合、適切な治療が行われない場合、ほとんどの方が変形性股関節症になると言われています。そのため、股関節周りの筋肉をつけたり柔軟性を確保しておくことが重要となります。
原因
日本人の場合、変形性股関節症になってしまうのは、そもそもの股関節の形が悪いからだと言われています。そのほかの原因としては、関節リウマチも挙げられています。また、原因不明ということもあります。
症状
変形性股関節症の代表的な症状は、股関節部の痛みと関節の可動域の減少、そして跛行(はこう)の3つです。初期には長く歩いた後に痛みが出る程度ですが、末期になると寝ていても痛くなります。
治療法
股関節に強い痛みがあるときには消炎鎮痛剤を飲んだり、安静にして回復を図ります。また、体重を減らすことによって股関節の負担を軽減することと、筋力の低下を防ぐことを目指します。