血清学検査から分かる抗体の働き 知っておくべき血清数値の基礎知識 (3/3ページ)
またHBs抗体が陽性を示す場合は、感染したことがあるがすでに抗体が出来ていて排除されていることを示します。
HCV抗体 HCVが陽性を示すことで、C型肝炎ウィルスに感染していることを示します。たとえ感染しても抗体が出来るのは1~2カ月かかるために陰性となることがあります。
HIV抗体 HIV抗体が陽性であるとエイズウイルスに感染していることを示します。
ASO ASO検査で陽性を示すことで、溶血性連鎖球菌の感染が疑われます。
梅毒血清反応 トレポネーマ・パリダムといって、梅毒を起こす病原微生物に感染していないかを調べる検査です。陽性を示すことで梅毒が疑われます。血清検査と悪性腫瘍との関係腫瘍には悪性、良性とありますがガンと呼ばれる腫瘍は悪性腫瘍をさします。 血清中に悪性腫瘍から出される腫瘍マーカーが混じっていないかどうかを調べるのが腫瘍マーカー検査です。血清中の腫瘍マーカーとどれぐらい結びつく抗体があるかを調べます。 採取した血清にモノクロール抗体という試薬を入れることで調べることが可能です。 これが、適量の場合は陰性、基準値を超えて多い場合は陽性でガンの疑いが出てきます。感染症などのほかにガンなどの診断には欠かせない検査がこの血清学検査と腫瘍マーカー検査です。血液型検査とは血液型検査も血清学検査の重要な検査のひとつです。血液型を調べる一番の目的は安全な輸血を実施するためです。 この輸血は血液の疾患、病気治療において必要不可欠な治療法とされますので非常に重要な検査です。 病気以外にも大量出血などを伴う大けがや病気治療の緊急時など輸血で命を守ることが可能です。 以上の意味からも血清の検査、血液型検査は治療に欠かせない、基本的な検査とされます。血清学検査で身体の免疫反応を把握することが大切以上、血清における検査を見てきましたが少しでも気になる症状がある場合は病院を受診してください。 自分の身体の中にどういった抗体があるのか、病原菌や感染源を特定することは確実な治療と早期治療の第一歩となるために非常に重要です。 (監修:Doctors Me 医師)