血清学検査から分かる抗体の働き 知っておくべき血清数値の基礎知識 (1/3ページ)
血清とは、血液が凝固したときに出来る上澄みで淡黄色の液体成分をさします。 この血清の数値変化であらゆる病気が特定出来ます。 ここでは血清とその検査を見ていきましょう。
血清と血漿の違い 血液中の血漿成分は、全血液量の55%を占めておりその90%が水分、約7~8%がタンパク質、0.9%が無機質、2%が糖質、脂質、尿素、尿酸、アミノ酸で成り立っています。 血漿は、採血後放置もしくは遠心分離時に血球成分の沈殿によって出来る上澄みのうち凝固因子を含みます。一方、血清は凝固因子、凝固部分を含まない場合に血清とされます。 採血時に、抗凝固剤を使った場合は血漿と血球成分に、抗凝固剤を使わなかった場合は血餅と血清とに分離します。
血清と血餅(けっぺい)との違い 血液が凝固、分離したときに出来る上澄みの透明な淡黄色の液体が血清と言いますが、その下層の凝固した部分が血餅(けっぺい)です。 血餅は、傷が出来た時に流血を抑え、傷口を守ってくれるかさぶたの役割をしてくれます。