多くの街で愛されたベーシック、日産・マーチ (3/3ページ)

イキなクルマで

モデル中期からは、スポーツ性能をさらに高めた「12SR」が登場。久々の日本発のホットハッチということで、男性ユーザーのハートも掴みました。

■グローバルな視点で設計された4代目

大好評であった3代目を受け継いだ現行型は、2010年にデビューしました。この代からは国内生産ではなく、日本仕様はタイより輸入されるようになります。同社のラティオやノートと共通のVプラットフォームを採用し、部品点数の大幅な削減や組み立ての高効率化が図られているのが特徴です。

先代のデザインをうまく継承し、コンパクトでありながらもしっかりと四隅に踏ん張りの効いたものになっています。また空力性能も高められ、燃費向上に貢献。可愛らしさと機能性を高次元で両立しました。

4代目にもスポーティグレードが設定され「NISMO」「NISMO S」を名乗っています。先代の12SRよりもさらにスポーティで、プレミアム性も同時に高められたグレードとして走りを愛するドライバーの注目を集めているのです。

■「マイクラGen5」は欧州専売?

さて今後の動向が注目される新型マイクラですが、最新の情報では欧州専売となり、日本国内導入の可能性は極めて低いとのこと。非常に残念な話ですが、日本では3ナンバーとなってしまうボディサイズや現行ノートとの市場でのバッティングということを考えると、仕方がないといえます。とはいえ、欧州へ旅行に行った際はレンタカーなどで借りてみて、その実力を試してみたいものですね。

果たして国内仕様の次期マーチがどうなるのか、これからもしっかりと追って行きたいところです。

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