【プロ野球】牧田明久引退……。覚えてる? 2005年、楽天創設年の開幕スタメン&メンバー (1/2ページ)

デイリーニュースオンライン

2005年、楽天創設年の開幕スタメン&メンバー
2005年、楽天創設年の開幕スタメン&メンバー

 11月14日、楽天を戦力外になった牧田明久が今季限りの引退を表明した。今季16試合で打率.355の好成績を残していたにも関わらず、戦力外になったことも驚きだが、楽天に残る唯一の創設メンバーであり、ファンには衝撃が走った。

 実は2005年の創設年にチームに在籍した選手で今も現役を続けている選手は数少ない。気がつけば、坂克彦(阪神から戦力外、去就未定)と岩隈久志(マリナーズ)だけになってしまった。

 今や東北に根づいた楽天だが、不安と希望が入り混じった2005年の開幕スタメン、創設メンバーを改めてみてみよう。

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■楽天初年度・開幕スタメン

(左)関川浩一:12試合/打率.000/0本塁打/0打点/0盗塁(中日)
(二)高須洋介:93試合/打率.163/0本塁打/12打点/0盗塁(近鉄)
(一)川口憲史:86試合/打率.201/3本塁打/28打点/1盗塁(近鉄)
(三)ロペス:11試合/打率.154/0本塁打/0打点/0盗塁(エキスポズ)
(指)山崎武司:62試合/打率.245/4本塁打/20打点/0盗塁(オリックス)
(右)礒部公一:120試合/打率.309/26本塁打/75打点/7盗塁(近鉄)
(遊)酒井忠晴 :1軍出場なし(中日)
(捕)藤井彰人:86試合/打率.241/1本塁打/20打点/3盗塁(近鉄)
(中)飯田哲也:3試合/打率.100/0本塁打/1打点/0盗塁(ヤクルト)
(投)岩隈久志:21試合/15勝2敗/防御率3.01(近鉄)

(成績は前年の2004年度、カッコ内は2004年度の所属チーム)

■ハードモードでのスタート

 ご覧の通り、開幕のスタメンに名を連ねた選手たちの前年度成績を見ると凄惨……。礒部、岩隈が交渉の末、楽天入りを認められたのが唯一の救いだった。

 しかし、開幕戦はロッテを相手になんと3対1で勝利。意外と戦えると誰もが思ったのだが、9番を飯田から平石洋介に代え、先発に前年近鉄でわずか1登板の藤崎紘範を据えた2戦目では0対26という大敗北を喫した。

 シーズンでは山崎武司が25本塁打を放てば、前年アキレス腱を断裂した吉岡雄二が打率.282、10本塁打と復活を果たした。2人の復活劇がなければ、シーズン100敗は間違いなかっただろう(2005年の成績は38勝97敗1分)。

 ちなみにこの年、岩隈は肩の故障をおして登板を続け、15敗、防御率4.99の自己ワーストの記録を作っている。それでもチームで唯一の規定投球回到達。9勝を挙げた。初代エースにふさわしい満身創痍の働きだった。

 その他のメンバーを見ても、懐かしい名前がちらほら。決して強くなかったが、土台を固めた彼らに敬意を表し、心にしっかりと刻んでおきたい。

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