嘱託社員とはどういう意味? 契約社員・正社員との違いを知ろう (2/2ページ)

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◆給与体系や待遇は?


「嘱託社員」と聞くと、正社員に比べて給料が低いというイメージを持たれるかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。例えば、嘱託社員の給与体系としては、ボーナスがある場合も無い場合もありますし、実際に嘱託社員の基本給は正社員の基本給を基準にしてその何割、と決められることもあります。退職金の支給は無いことが多いですが、それ以外は正社員とほぼ同条件というケースもあります。待遇面では、労働時間や雇用期間などの条件を満たせば、正社員と同じように社会保険に加入することが可能です。福利厚生についても嘱託社員だからよい、悪いなどの決まりはありません。会社によって違ってくるものと考えてください。

◆契約前に気をつけるべきこととは

嘱託社員の場合、フルタイムで働けなくても条件が合えば自分に合った労働時間で働ける、などのメリットがあります。その反面、契約社員と同様、決められた契約期間のなかで働く雇用形態なので、本人がその会社でずっと働きたくても、契約更新ができなければ職場に留まることができない、などのデメリットもありますので、そこは覚悟が必要です。また、求人広告などに「嘱託社員」と書かれていた場合でも、会社によっては本人が思っている「嘱託」の雇用形態とは微妙に違っている、なんてこともあるかも知れません。契約を結ぶ前によく確認してください。

◆さいごに

ここまで「嘱託社員」の意味と契約社員や正社員との違い、会社と契約を結ぶ上で留意すべきことなどご紹介してきましたが、少しはおわかりいただけたのではないでしょうか。嘱託社員は、契約社員と同様に有期労働契約であり、同じ会社でずっと働けるという補償がなく、どのような労働条件下で働くかは会社によって違います。就職してから「こんなはずではなかった」と後悔することがないように、これから転職や再就職を考えている方は、求人広告に「嘱託社員」と書かれていたら実際の雇用条件などをよく確認することが重要です。

文・学生の窓口編集部

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