うつ病で入院って不安...誤解されがちな入院生活と気になる費用 (2/4ページ)
家にいるのがストレス 1人暮らしの患者さんもうつ病が放置される可能性があるので危険なのですが、家族で暮らしている場合もまた別の問題が発生します。 うつ病になると、周りに人がいるだけでストレスになるという場合もあるからです。それがたとえ家族であっても…。1人の時間を増やしてあげるというのも、大事な治療の一環です。うつ病での入院には自殺予防の観点もといった感じで、あくまでうつ病を治療するための環境を用意するために入院が推奨されることがほとんどなのですが、もう1点だけ大きな理由があります。 それは「自殺の予防」です。毎年うつ病による自殺者が出ているというのは、ニュースなどで見ることもあるかと思います。 何事に対しても気力がなくなってしまううつ病ですが、実は死に対する行動力は恐ろしいほどの執念を見せます。 実際にうつ病の自殺率は15~25%とかなり高いですし、逆に自殺者の半数以上はうつ病を患っていたというデータもあるくらいです。 入院しているから絶対に安心というわけではありませんが、それでも最悪の事態に陥ってしまうことは少なくなるはずです。 また自殺者の大半は事前に何かしらのサインを出していることも多いので、ご家族の方はそれを見逃さないようにしてください。
自殺の兆候となる行動 ・死をほのめかす言葉(マイナスな言葉)が多くなる ・周囲のことに無関心で、新聞やニュースなども見なくなる ・身辺整理を始めたり、思い出話が多くなる ・急に家族のことを思いやる ・調子が良くなってきたとき 特に調子が良くなってきたときが、最も注意すべきです。調子が良くなると行動力も出てきますが、その行動力が悪い方向に向かうことだってあるのです。 兆候は人それぞれですが、とにかくいつもと様子が違うことを始めたら、自殺を警戒すべきでしょう。うつ病患者の入院生活では実際に入院して何を行うのかというと、簡単にいえば「規則正しい生活」です。朝起きて、日中はゆっくりと過ごしつつ、食事もしっかりと摂り、夜には就寝する。このような生活を送ってもらいます。 入院当初はゆっくりと何もせずに過ごしてもらうことも多いでしょう。慣れてきたら昼に軽い作業をしてもらうこともあります。