実は七五三の千歳飴も伝統色。五感で感じる、自然が描き出す「秋の伝統色」を紹介 (2/3ページ)
美味しい紫いもの色はあの「竜胆色(りんどういろ)」!?
眼精疲労に効果があると言われる紫いもですが、あの独特の紫色は「竜胆色」(りんどういろ)という日本の伝統色です。
本州から四国、九州にかけて野山に自生するりんどうの花。
古より秋に咲く花の代表として、『野菊の墓』(伊藤佐千夫作)などたくさんの文学作品に登場しますねあの可憐な姿のりんどうの花が、なぜ「竜の胆」という字になるのでしょうか?
じつは、根っこが強烈に苦く、その苦味がまるで竜の胆のようだとしてこのような漢字になったのだそうです。昔の人の逞しい想像力が偲ばれます。
毎年、芸術や科学の世界で発展に尽力された方に授与される「文化勲章」の紐の色も、この竜胆色なのです。優しくも縁起の良い色ですね。
知ってた?「女郎花(おみなえし)」って高貴な女性の色っていう意味!?爽やかで涼し気な黄色は、秋とはすこしかけ離れた色あいではありますが、古来より秋の野にひっそりとたたずむ女性の姿にたとえられてきた色です。「女郎」(いらつめ)とは、身分の高い女性や若い女性のことで、女郎花とは若くて高貴な女性の色とされてきたのですよ。
