小池百合子 逆境ハネ返し「突破の女王」!!(6)もぎ取った悲願の政権交代 (2/2ページ)

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だが、細川は小沢一郎が隔離していたため、組織委員長である小池が彼らを迎えることになったのだ。

 小池は、ジーンズ姿で対応した。重鎮らは、丁重に書類を出した。政権枠組みのためのメモ書きであり、選挙制度を中心にまとめられた内容であった。

 それにしても、政界に入って1年ほどしか経っていないヒヨっ子の小池に頭を下げるのは、彼らにとってかなり悔しい思いだったにちがいない。

 小池は、アラブ各国が革命によって政権を樹立した歴史をふり返り、思った。

〈これは革命なんだわ〉

 7月29日、社会党、新生党、公明党、日本新党、民社党など八党派が、連立政権樹立で合意した。

「並立制による選挙制度革命」「腐敗防止のための連座制拡大や罰則強化」「公費助成と一体となった産業・団体献金の廃止」それらを柱とし、関連法案を平成5年中に成立させることを確認した。その上で、首相候補として細川を推すこととなった。

 8月9日、細川は晴れて首相になった。あっという間に、政権交代が行われてしまったのだ。

〈やっぱり、これは無血革命だ〉

 小池は、細川が政権を取るまで切らないでいようと誓った髪の毛を、ようやく切り落とした。

大下英治(作家):1944年、広島県生まれ。政治・経済・芸能と幅広いドキュメント小説をメインに執筆、テレビのコメンテーターとしても活躍中。政治家に関する書籍も数多く手がけており、最新刊は「挑戦 小池百合子伝」(河出書房新社)。

「小池百合子 逆境ハネ返し「突破の女王」!!(6)もぎ取った悲願の政権交代」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2016年 11/24号大下英治小池百合子社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
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