夜更かしは肝臓がんを招く!? 不規則睡眠になりがちな5つのタイプ
2016年11月24日(木)アメリカの大学グループが行った実験によって、不規則な睡眠が肝臓がんを発症させる危険性があることが明らかになりました。
ついつい夜更かしをしてしまって、昼夜が逆転しまうことはありますが、それによって体内時計が狂ってしまうと様々な健康リスクに見舞われることも。
今回は不規則睡眠による健康へのリスク、そして正しい睡眠リズムをとる方法などを医師に解説をしていただきました。
アメリカのベイラー医科大学が行った研究多くの生物はサーカディアンリズム(体内時計)という約24時間周期で繰り返される生理的なリズムをもっています。
今回、アメリカの大学のグループがマウスで実験した研究では、体内時計を人為的に乱したマウスと、体内時計が正常なマウスを比較したところ、体内時計が乱れているマウスは肝臓がんの罹患率が上昇したという結果がでました。
不規則睡眠・覚醒症候群とは

通常は、夜から朝まで連続した時間で睡眠をとりますが、このサイクルが乱れてしまい、1回の睡眠時間が短くなり、1日に何度か細切れの睡眠をとるような状態のことを言います。
不規則睡眠・覚醒症候群の原因

サーカディアンリズムが崩れてしまっていることが原因です。
これを乱す要因として、不規則な生活による昼夜逆転、海外渡航による時差ぼけなどが挙げられます。
不規則睡眠の健康リスク

サーカディアンリズムが乱れることによって糖代謝に異常が発生するリスクが上昇するとの研究結果があります。特に食後血糖値が上昇しやすく、インスリン分泌量も低下するので糖尿病の発症に繋がってしまいます。
気分の落ち込み
細切れの睡眠によって脳も体も疲れが取れず、気分がすぐれない状態が継続します。
ストレスの蓄積
脳も体もしっかりとリセットされないので、ストレスがどんどん蓄積していきます。
ホルモン分泌の低下
ホルモンも時間帯によって分泌されやすい時間帯があるものがありますが、睡眠と共にこういったリズムが乱れることで必要な量のホルモンが分泌されにくくなります。
肥満の誘発
しっかりとした睡眠がとれないと肥満に繋がってしまいます。 不規則睡眠と不妊の関係 睡眠に関するホルモンであるメラトニンは抗酸化作用を持っています。
不規則睡眠によりこの分泌が減少すると卵子や精子の質が低下するという研究報告があります。 病院での不規則睡眠の治療方法 まずは睡眠衛生指導を行います。それ以外には、高照度光療法という治療法や、メラトニン投与などの薬物療法があります。 不規則睡眠を自分で改善する方法

◎朝に太陽の日に当たることは、サーカディアンリズムを形成するのに役立ちますので、寝起きはカーテンを開けて陽の光を取り入れましょう
◎できるだけ夜更かしをやめて早く寝るようにしましょう
◎コーヒーなどのカフェインの摂取は避けてください 不規則睡眠になりがちなタイプ

□夜更かしが好きである
□朝は日差しをしっかり浴びる機会が少ない
□夜勤など不規則な勤務体系で仕事をせざるを得ない
□頻回に海外出張がある
□ストレスが多い 最後に医師から一言 現代社会においては、夜更かしをしてしまいがちな誘惑が沢山ありますし、多忙な方も多いですので睡眠リズムがみだれがちです。
しかしきちんとした睡眠リズムをつくり良質な睡眠をとることは健康を維持するための基礎となります。できるだけそのような睡眠がとれるように、まずはご自身でできることから実践してくださいね。
(監修:Doctors Me 医師)