知っておきたい人工透析と糖尿病のしくみ 人気アナの問題発言も話題に… (3/4ページ)
腎臓には多くの病気がありますが、末期腎不全にまで至る疾病として最も多いのが糖尿病なのです。
糖尿病は「血管の病気」とも呼ばれています。身体の末端にある毛細血管から徐々に障害がはじまり、手足のしびれといった症状が起こります。やがて進行していくと手足の神経障害、壊死へとつながっていきます。
毛細血管の集まる眼も要注意。網膜に小さな出血が生じ、放置すると視覚異常や失明へと進行することがあります。糖尿病によって血管と並んでダメージを受けるのが腎臓です。
人体を作るタンパク質が血液の中へ徐々に漏れていき、やがて老廃物や不要物を除去することもできなくなる末期腎不全へと至るのです。糖尿病は末期腎不全だけでなく、脳卒中や心筋梗塞といった大きな合併症も招くので注意が必要です。
糖尿病に対する大きな誤解糖尿病は主に3つの病型に分類できます。
1型糖尿病
小児期に発症することが多いため、小児糖尿病とも呼ばれます。自分の身体のリンパ球が誤って、膵臓内の細胞を破壊してしまうことで起きる疾病です。生活習慣病でも遺伝病でもありません。
2型糖尿病
インスリンというホルモンがうまく働かず、血液中の糖(血糖)が増加したままとなり、血管がダメージを受ける病気。インスリンが働かない理由には、遺伝要因と環境要因の2つがあります。
妊娠糖尿病
妊娠の影響によって起きる糖代謝の異常。産後は回復します。
3つのうちで最も発症者が多く、糖尿病の代名詞となっているのがです。では、長谷川さんがブログで指摘したようには「暴飲暴食」の結果によるものなのでしょうか?
実は必ずしもそうではありません。まず遺伝的な要因で発症することもあるからです。また環境要因とは、食べ過ぎ飲み過ぎや運動不足だけではありません。
確かに肥満もひとつの理由ですが、日本人は欧米人に比べインスリンの分泌能力が低いのも一因です。他にもストレスや社会的理由など、の原因にはまだ未解明の部分も多いのです。