受け取りは拒否?SMAP存続を望む37万人署名と当事者たちの温度差

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何かせずにはいられないファンの想いはどこへ?
何かせずにはいられないファンの想いはどこへ?

 NHKの『ニュースウォッチ9』が11月3日、SMAPの存続希望署名について報じたことが大きな反響を呼んでいる。署名運動はもはやジャニーズ事務所も無視できない規模になってきたが、ここへ来てジャニーズ事務所は署名を受け取っても無視する方向性を固めたようだ。

「ファンの声はさらに大きくなり、いちアイドルに対する数とは思えない37万人もの存続署名が集まっています。この営利目的でもない、純粋なファンによる膨大な作業量は計り知れないものがありますが、ジャニーズ事務所は手渡しでは署名を受け取らないと拒否。郵送なら受け取るが受領書は出さないという方向性になりました」(週刊誌記者)

 しかし、それではこれだけの人数が応援しているという証明が本人たちに伝わらないという不安がファンの間に広がっている。解散は既定事実だが、存続署名の盛り上がりは天下のNHKですら見過ごせないほどのスケールで進んでいる。

■無理して存続して意味はあるのか?

 しかしその一方で、ファンの思いとは裏腹に、メンバーが自分たちの気持ちにウソをついてまでSMAPを存続させる意味はあるのだろうか? という疑問もわく。

「解散の理由は、香取慎吾(39)と木村拓哉(44)の決定的な不仲だと報道されている。特に香取からキムタクへの嫌悪感は根深く、『SMAP×SMAP』でもまったく噛み合っていない。解散はいい大人が話し合って決めたことで、ファンは険悪なSMAPが無理して仲良く装っているところを見たいのかという問題でもある。存続の強制はある意味でファンのエゴとも言えるでしょう。この署名で解散が回避される可能性は低いと言えるでしょう」(前出・記者)

 解散までいよいよあと1ヶ月を切ったが、それでもファンは希望を捨てていない。劇的に仲が回復することは考えづらいが、残り1ヶ月の間にテレビで楽しませてくれる可能性はまだ残っている。SMAPの最後の「大人の対応」に期待だ。

文・海保真一(かいほ・しんいち)
※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。
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