次々と取引先が倒産…それでも生き残った会社の社長が社員に伝えた言葉とは? (3/3ページ)
書籍のタイトルとなっている「本物だけを世界から」という言葉は、ロイヤルの会社案内の冒頭で使われている、社を象徴するキャッチコピーである。
この「本物」は超有名ブランドの「本物」という意味であり、ブランドのほぼ100%すでに日本に総代理店があったり、現地法人が設立されたりしている。そのため、ロイヤルの並行輸入というビジネスの特性上、日本の総代理店からのクレームは絶えず発生している。
例えば、スニーカーのブランドであるコンバース。日本では伊藤忠商事がコンバース・ジャパンの商標権を取得していたが、ロイヤルはアメリカのコンバースから並行輸入をして日本で卸していた。
ロイヤルは伊藤忠から販売ストップと在庫処分の通知を受け、裁判沙汰に。その後、どのような流れになったのかはぜひ本書を読んでほしいが、「本物」にこだわる中根氏の姿勢はまったくブレることがない。
変化が激しい時代において、荒波を耐えて生き残ってきた会社の歴史を辿ることで、たくさんの学びを吸収できる。
行き詰りを感じているときにこそ、この一冊を手にとってみてはいかがだろうか。
(新刊JP編集部)