アメリカで話題の太陽光電力アダプター・プラグ「SunPort」【中編】 開発者が語る「ソーラー革命」への夢 (3/4ページ)

FUTURUS

また、SunPortが消費する太陽光エネルギーのクレジットは現在、アメリカの太陽光発電所からのみ来ているので、日本でSunPortを使っても、アメリカにおける太陽光電力の需要喚起にはつながりますが、日本市場には効果を及ぼさないのです。それでも太陽光電力を使用していることにはまちがいないし、グローバルベースで考えれば太陽光電力を推進することにつながるとは言えます。

電化製品を「SunPort」経由で使うと太陽光電力を使用することになる。スマホ用アプリでは「SunPort」を使ってどれだけ太陽光電力を消費したか、項目別の記録が見られる。またユーザーコミュニティー内で記録を共有したり、交流したりも楽しめる。


■ どんな電化製品やサービスも太陽光発電消費に換算できるプラットフォーム

――SunPortは御社の旗艦商品ということですが、他にはどんな製品がありますか。

CloudSolar®という、SunPortに太陽光電力のミクロクレジットを届けるオンライン・プラットフォームが我々のコア商品です。このプラットフォームはどんな電化製品やサービスも太陽光発電消費に換算できるようにします。例えば、太陽光発電によるホテルの部屋、音楽祭、スマホを太陽光電力で動かすアプリなど……。SunPortは我々が作った唯一のハードウェア商品ですが、次に考えているのがその「たこ足版」です。

――SunPortに企業のロゴなどを入れたプライベートレーベル版を作り、ブランドプロモーションのキャンペーンツールとして使う案を提示されていました。これまでの企業の反応はいかがでしたか?

残念ながら、まだ我々のビジネスの重要な一部にはなっていません。これは先々、製品のいくつかの面を簡素化し、製造コストを抑えて低価格化を実現、市場でより幅広く受け入れられるようになれば、もっとうまく行くと思います。

――SunPortのWIFIとBluetooth版も開発中と聞きました。

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