アメリカで話題の太陽光電力アダプター・プラグ「SunPort」 【前編】 開発者が語る「ソーラー革命」への夢 (3/4ページ)
SunPortはこのような消費者が費用や手間をかけず、手軽に簡単に太陽光電力を使えるようにと生まれた製品です。ソーラーパネルを設置する必要もなければ、屋根を持つ必要もない。高い電気代を払う必要もない。SunPortさえあればいとも簡単に太陽光を選べるわけです。
■ 世界初のプラグイン・スマートグリッド太陽光電力デリバリーシステム
――使用する電気を太陽光電気に換算する「太陽光エネルギー・クレジット」のシステムについて教えていただけますか。
通常、自宅に来る配電網の電気は、石炭も天然ガスも太陽光などの再生エネルギーによるものもすべて混ざってしまっています。アメリカでは太陽光発電市場を成長させるため、環境保護庁がS-REC(太陽光再生エネルギー証明書/Solar Renewable Energy Certificate)というクレジットを発行しました。これは消費電力を太陽光電力消費に変えるクレジットで、このシステムを使えば自分が契約している電力会社の普通の配電網を使いながら太陽光電気を使うことができるのです。
とはいえS-RECは大容量消費のためのものなので、その小口消費版、「SunJoule®」というミクロクレジットが作られました。「SunJoule®」は太陽光電力を確かに使っていますよ、というクレジットとして機能します。つまり、ユーザーが「SunPort」を通して使った分の電力が、太陽光電力を使ったと見なされるのです。プラグインするだけという、世界初のスマートグリッド太陽光電力デリバリーシステムです。
――SunPortを使うことにより、電気代が変わりますか?
残念ながら電気代は変わりません。電気代を節約できるわけではなく、電気代はいままで通り支払わなければなりません。SunPortが行うのは使用電力が太陽光発電によるものだという証明を届けることだけです。それでも、SunPortは再生エネルギーを使う最も安上がりなやり方です。SunPortを使うにあたって初年のコストはデバイス代の50ドルほどだけ。