目指す先はクルマのインテリジェント化! アウディの新型A8から透ける確かな自信 (2/3ページ)
現在の日本政府やNHTSA(米国運輸省道路交通安全局)では、自動運転のレベルを以下の通りに定義しています。
レベル0……常にドライバーの意思において自動車の運転が行われる状態。
レベル1……加速や操舵、制動のいずれかをシステムが行う状態。
レベル2……加速や操舵、制動のうち複数の操作をシステムが行う状態。
レベル3……加速、操舵、制動すべてをシステムが行い、システムが要請したときはドライバーが対応する状態。
レベル4……完全自動運転。加速、操舵、制動をすべてドライバー以外が行う状態。
アウディは、2000年代より自動運転の基礎研究を開始。早くも2005年にはスタンフォード大学と共同開発したロボットカーで、DARPAグランド・チャレンジにおいて優勝を勝ち取っています。その後も研究は進み、2009年にはテストカー「シェリー」にて最高速度210km/hを記録。2013年には、自動車メーカーとして初めて公道での自動運転実験の許可を取得しています。そして2014年にはテストカー「ボビー」が、F1やDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)などが開催されるドイツ・ホッケンハイムサーキットをドライバーなしで走破。無人運転車最速の240km/hを記録し、世界に衝撃を与えたのです。
新型A8は、これらのロボットカーやテストカーで得られた膨大なデータをもとに開発されたことは想像に難くありません。新型A8には、全自動運転システム「トラフィック・ジャム・アシスト」が導入され、60km/h以下での走行でも使用できるとアウディは説明しています。また、ハンドルを握らずにスマートフォンで車内外から駐車が可能となる「パーク・アシスト」機能も導入が予定されています。さらにカメラを通してドライバーの健康状態を察知する機能も搭載される予定で、他社を大きく引き離す準備が整ったといえるでしょう。
■これからのクルマに求められるのは、知性この自動運転技術を開発する上で欠かせないのが「クルマのインテリジェント化」です。これまでクルマは速いか否か、コーナリング性能に優れているか否かという動力性能のみが指標となって取り上げられることが多いものでした。