ジャンボ尾崎 ツアー撤退示唆までの「賞金ゼロ生活」苦闘内幕!(1)副作用で違うところが痛い (1/2ページ)

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ジャンボ尾崎 ツアー撤退示唆までの「賞金ゼロ生活」苦闘内幕!(1)副作用で違うところが痛い

 男子ゴルフ通算113勝を誇るレジェンドに、第一線を退く日が近づいてきた。今季の戦いを終えて出てきた言葉は、「燃える男」にふさわしくない弱音。ボロボロの体が悲鳴を上げ、賞金も稼げない苦闘の日々に、とうとう「決断」が下されるというのだが──。

 11月18日、男子ツアー「ダンロップフェニックス」2日目。尾崎将司(69)は腰痛に耐えかね、9ホールで途中棄権した。スポーツ紙デスクが振り返る。

「ジャンボにとって今季のラストゲームでしたが、雨でコンディションが悪く、1番のティーショットから冴えなかった。ラウンド後は『(試合を)やっててつまんないわな。練習場だと調子がいいから(試合に)行ってみようかと思うけど』と、弱気なグチばかりでした」

 その原因を、尾崎は次のように語ったという。

「(坐骨神経痛のため)神経圧迫の状態が十数年も続いている。下半身が衰えて足の力がなくなって、腰に負担がきて。(腰痛対策は)体を鍛えて強くするしかないが、年齢的に難しい。トレーニングを積んだら積んだで、副作用で違うところが痛くなるし」

 そして尾崎は最後に、しんみりと言った。

「いずれにしても、重大な局面に立たされている。オフにゆっくりと考えるよ」

 まさにレギュラーツアー撤退、第一線から退くことをほのめかす爆弾発言である。

 何しろ尾崎は13年4月の「つるやオープン」で30万8400円を手にして以降、現在まで3年半にわたり、獲得賞金はゼロ。永久シード権を持ちながら、52戦続けて予選落ちと棄権を繰り返す屈辱を味わっているのだ。スポーツ紙ゴルフ担当記者が当時の取材メモを見ながら振り返る。

「『つるやオープン』は51位タイながら、66歳で新たな偉業を達成した試合です。初日に1イーグル、9バーディー、2ボギーの『62』をマークし、男子レギュラーツアー史上初となるエージシュート。圧巻は、足を引きずりながらの17番パー5。ピン奥7メートルに2オンさせ、きっちりと沈めると、トレードマークの『コブラガッツポーズ』が出ました」

 ゴルフジャーナリストの武藤一彦氏が話す。

「ジャンボは常に『ゴルフは飛距離』と言い続けてきた。

「ジャンボ尾崎 ツアー撤退示唆までの「賞金ゼロ生活」苦闘内幕!(1)副作用で違うところが痛い」のページです。デイリーニュースオンラインは、尾崎将司週刊アサヒ芸能 2016年 12/8号ジャンボ尾崎腰痛ゴルフスポーツなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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