【プロ野球】「神ってる」だけじゃない! 「プロ野球流行語大賞2016」発表!! <下半期編> (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■勝てなくなったからです

 横浜一筋25年、「ハマの番長」で親しまれた三浦大輔がチームのCS出場を見届け、遂に引退を発表。引退試合は「永遠番長」と銘打たれ、横浜の街を巻き込んでのビッグイベントとなった。

 その「永遠番長」もフレーズの強さとしては捨てがたいが、より「三浦大輔らしい」言葉といえば、引退会見での「勝てなくなったからです」という引退理由ではないだろうか。

 通算成績は172勝184敗と負け越し。引退試合でも12被安打10失点で負け投手になってしまった三浦。勝てなかった時代を支え続けてきたエースだからこそ、よりその言葉の重さがファンの心にしみたはずだ。

■俺のために優勝しろ

 引退選手が最後に発する言葉は、どれも重く、せつなく、忘れがたい。鈴木尚広の「心が離れてしまった」、黒田博樹の「出来過ぎの野球人生」なども印象深いが、せつなさよりも力強さを感じさせたフレーズが、日本ハム・武田勝の「俺のために優勝しろ」ではないだろうか。

 クライマックスシリーズに向けた練習では、ほとんどの日本ハム選手がこの言葉が書かれたTシャツを着用。日本一の原動力のひとつになった、という意味においても、今年を象徴する言葉のひとつだった。

■「北の国から2016伝説」

 1996年、最大11.5ゲーム差を大逆転し、「メークドラマ」という言葉を生み出して流行語大賞を受賞した巨人の長嶋茂雄監督(当時)。あれから20年、同じように最大11.5ゲーム差を大逆転して優勝を果たした日本ハム・栗山英樹監督が生み出した言葉こそ、「北の国から2016伝説」だ。

 特に6月19日から始まった球団新記録の15連勝は、まさに「伝説」と呼ぶにふさわしい快進撃。大谷翔平の二刀流での数々のプレーも、今後伝説として語り継がれるはずだ。

 ちなみにこのフレーズ、「北の国から2016伝説(誰もあきらめなかった)」と、(誰もあきらめなかった)まで含めるのが正式なんだとか。ただ、優勝後のあるテレビ番組インタビューで、主砲・中田翔は「実はぶっちゃけ、あきらめていた」と吐露していたことも付記しておきたい。

 こうして振り返ると、やはり上位チームほど印象深い言葉を残していた(もしくは、言葉が繰り返しメディアで取り上げられた)ことがわかる。来季はどんな言葉で楽しませてくれるのか? 楽しみに待ちたい。

文=オグマナオト

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