2016年のアイドル:ロマン優光連載72 (2/5ページ)

ブッチNEWS

地下アイドルは風俗」とか言い出す、地下アイドルについて全く知らないといってもいいレベルの知識しか持ってないような人が現れるのを見ると絶望的な気分になります。風俗といっても、さすがに世相や生活文化の特色という意味の方だとは思いますが、無意識のうちに上から目線が発動してる感じしかしませんね。その人の価値感の中ではサブカルというものは最高の価値があり、自分の好きなものはサブカルでなければならないし、それ以外はダメなものと言ってるに過ぎないからです。できるだけ良く解釈してみても、AKBをその人が想定しているサブカル的なコンテキストで語りたいという欲望の発露であって、それに無意味に地下アイドルに対する侮蔑意識が付け加えられてるようにしか取れません。「私はAKBをサブカル的なコンテキストで分析、研究をしたいです。」と言えばいいだけのことをなんで無用のマウンティングを付け加えるのか理解に苦しみます。私はアイドルというもの自体は芸能であると思っています。アイドルに限らず、対象が何であれサブカル的な視点で語れば、その語りはサブカルになってしまうという話で、最近アイドルがサブカル的に言われる機会が多いのは、単にサブカル文化圏の人でアイドルを語りたがる人が多くなったからというだけのことで、アイドル自体はサブカルではなくアイドルであり芸能なのです。それを自分の好きなアイドルはサブカルで他は違うなどというのは知性とは程遠い恥ずべき言動だと思います。

 ちなみに私はパンクが好きですが、基本的に「あのアイドルはパンクだ!」みたいな言い方したことはないですね。パンクはパンク、アイドルはアイドルですから。確実に言った覚えがあるのは偶想DROPの零ちゃんに関してだけですね。これは仕方ないです。

ここから本題

 最後に少しだけ、自分の見ている範囲のアイドルに関して振り返ってみたいと思います。まず、インディーズアイドルと地下アイドルを私はそれぞれ違う意味で使用しています。BiS以降に増えた、自分の音楽や表現をアイドルを通して実現しようという節のあるアーティスト性のある運営が経営している小規模なアイドルがインディーズアイドル(シーンにはアイドルに近いが微妙に違うグループも含まれている)。芸能事務所的な立ち位置の運営が経営している小規模なアイドルが地下アイドル。

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