話題の「マリメッコ展」が東京に上陸!見所&予習のポイントは・・・ (2/5ページ)
才能溢れるデザイナーたちによって生み出された柄の数々は、北欧らしいナチュラルなモチーフなどを色彩豊かに描きながらもシンプルでモダン。日々の暮らしに取り入れれば自然と毎日が楽しくなるような、不思議な魅力に溢れています。
なかでもブランドを象徴するパターンとなった≪ウニッコ≫は、目にしたことがある人も多いはず。
ファブリック≪シィールトラプータルハ≫(市民菜園)、図案デザイン:マイヤ・ロウエカリ、2009年
Siirtolapuutarha pattern designed for Marimekko by Maija Louekari in 2009
Image by マリメッコ展(Asahi Shimbun)
そんなマリメッコは1951年、アルミ・ラティアという女性によって生み出されました。
1949年に夫がヘルシンキで立ち上げたプリント・ファブリックの会社のために若手のアーティストを集めたアルミは、これまでにはない大胆で新しい柄の制作を彼らに依頼。そのアーティストの中の一人がのちのマリメッコにおけるヒットメーカー、マイヤ・イソラでした。
1951年、それらの斬新なファブリックを使用した洋服を発表したところ大ヒット! このことをきっかけに、「マリメッコ(=小さなマリーのためのドレス)」というアパレルブランドが誕生します。
国内や隣国スウェーデンで人気を博したマリメッコは、50年代の終わりにはアメリカに進出。1960年に当時大人気のジャクリーン・ケネディがその洋服を着用したことで一躍有名となり、ファブリックとアパレルだけにとらわれない幅広い製品展開を経て、現在では世界中にファンを持つビッグブランドへと成長したのです。