CIAの文書が明かす、特殊能力を持つ人間の存在

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CIAの文書が明かす、特殊能力を持つ人間の存在

 テレパシーやサイコキネシスなど、一部の限られた人間が持つと言われている特殊能力。ヴェーダ、ヨーガ・スートラ、聖書などの古文書には、そうした記録が多数存在する。

 では本当に存在するのだろうか?CIA(アメリカ中央情報局)の文書には、そういった超能力を持つ人間の存在について記載されており、極秘に調査が進められていたそうだ。

 SF作品の定番ともいうべき超能力だが、科学者らは1世紀以上に渡り、心と物質との関係を研究してきた。そして極めてわずかだが、意識が物質世界に影響を与えることが確認された。

 ただしそれは量子レベルでの話である。意識と物理世界とのつながりを示すものとして最も一般的な実験が、量子の二重スリット実験だ。そこでは観測が測定対象に影響するだけでなく、それを生み出していることを実証している。

 量子理論の創始者の1人でもあるマックス・プランクは、意識を”基礎的なもの”、物質を”意識の派生物”とみなした。また物理学者のユージン・ウィグナーは、意識に言及することなく量子力学の法則を完全に整合的に記すことはできないと述べている。

記事提供:カラパイア

CIAの文書が示す超能力者に関する記述

 問題の文書は、「中華人民共和国における人体の異例的機能への最近の関心についての年代記(Chronology of Recent Interest in Exceptional Functions of The Human Body in the People’s Republic of China)」という。これは中国政府が示した超心理学への関心のあらましをまとめたものだ。

 そしてアメリカ政府もまた、現在に至るまでこの分野への関心を抱いている。それは開始から20年してようやく公になったスターゲイト計画を見れば明らかだ。また、後述する「空間障壁を突破する超常能力の調査(Research into Paranormal Ability To Break Through Spatial Barriers)」という文書もある(こちらから入手可能)。さらに米空軍によるテレポーテーションの報告書も存在する。年代記はこちらのサイトから入手できる。以下はその抜粋だ。

・1979年、中国の主要科学誌(ネイチャー・ジャーナル)で、ジラン・ザチが”非視覚的パターン認識”の報告書を作成。数多くの異例な人体機能が確認された。結果、非公式予備組織がネイチャー・ジャーナルの監修の下、この類の現象の調査を実施する運びになった。

・1980年、ネイチャー・ジャーナルと中国人体科学協会(Chinese Human Body Science Association)は上海で超心理学学会(遠隔視、テレパシー、サイコキネシス、透視など)を開催。20以上の研究機関と大学が参加。

・1981年、正規の訓練を受けた学者100名以上の協力を得て、異例能力や精神能力を持つ可能性がある子供を調査する施設を100以上設立。

・1982年、中国科学院が北京で実施された公聴会に出資。テーマは人間の超心理学能力の事例についてで、4,000名以上の学者が参加。最終的な結論を出すには、”公正かつ厳密にコントロールされた”実験が必要と主張。



 同文書は、超常能力の科学的証拠は最終的な結論を出すには十分ではないとする学者の数に言及。また次の点はこの文書でも最重要なものとされている。

・1982年4月、北京師範学院と共産党国家科学委員会(Party’s National Committee of Science)が共同実験を実施。肯定派と否定派が参加。結果、ほとんどの超能力者が否定される。ただしチャン・バオシェンをはじめ、数人の例外あり。



 この後、チェン・フシンとメイ・レイという2名の中国人科学者が、ケンブリッジ大学で開催された合同会議で講演した。それからほどない1983年、「北京師範学院物理学科のリン・シュファン教授が率いる19名の研究者が、チャン・バオシェンを被験者とする一連のPK実験を実施」する。

 彼はいくつか特殊なこと(後述)を行えた。こうして「1984年、チャン・バオシェンは軍部所属のPSI研究チームのフルタイムの被験者」として採用された。

封をした容器の物を出し入れするチャン・バオシェンの能力

 彼がやってのけたことの一つに、封をされた容器に物を出し入れすることが挙げられる。

 前述したシュファン教授は彼を6か月研究。実験では封をした試験管に小さな紙切れを入れた。5分後、科学者が観察し、カメラで様々な角度から監視される中、紙切れが取り出された。試験管は封をされたままで、壊された形跡もない。ペーパークリップや生きた昆虫でも同じことをやってのけたという。

 1987年、航天医学工程研究所の研究者があるビデオを公開。それは不可逆的に封をしたガラス壜から錠剤を取り出す様子を毎秒400コマで撮影したものである。現象は3コマで発生している。

 上記チャンに関するCIAの文書「空間障壁を突破する超常能力の調査」にはこうある。

 「封をする容器として120 x 180 x 60センチの木製のキャビネットが用いられた。印を付けた紙と板をターゲットとして用い、棚上段のキャビネットに入れた。ESPを持つその人物は、キャビネットを破壊することも、扉を開けることもせずに、ターゲットを取り除き、再度中に入れることができた。特に大きな容器を使用したときでさえ空間障壁を突破できることを実証しているが、成功率はかなり低下し、非常に難しいことが分かる。」

出典: karapaia

他にもいる。小さい物体をテレポートできる子供たちの存在

 FBISのエリック・デイビスによると、シュファン教授は他にも、小さい物体をテレポートできる”才能ある子供たち”について報告をしているという。そうした物体は、時計、アブなどの昆虫、マイクロトランスミッター、感光紙などだ。被験者は一度も物体に触れていない。また実験は二重盲検法で実施され、大学および国防省の研究者が参加している。

 純粋知性科学研究所の主任研究員ディーン・ラディンは、封をしたフィルム容器を用いて紙をテレポートさせる実験を行い、その報告書が引退した化学者ドン・シェンによって2010年に発表された。驚くべきことに、その手法を他人に教えると、成功率は40パーセントを超えたという。ディーン・ラディンは次のように述べている。

こうした研究の詳細と信憑性を評価することは、その多くが中国国内にしかないため困難であった。この技法は中国以外からは報告されておらず、実験手法も西洋で一般的なものと比べると厳密にコントロールされた実験とは見受けられない……



 しかしエリック・デイビスはこう述べる。

中国のテレポーテーション実験は単に人間の意識現象として説明し得る。それは四次元空間を経由して標本を移動や回転させるよう働き、その結果、標本は容器を物理的に破壊することなくその硬い壁や障壁を貫通する。


特定の種の発芽を加速させる能力を持つ女性

他の驚くべき事例が、『アメリカン・ジャーナル・オブ・チャイニーズ・メディシン』に掲載されている。それは特定の種の発芽を加速させる能力を持つ女性についてだ。

チュリン・ソンは異能を備えた女性だ。中国人体科学学会の会員であり、外気を操る。外気とは気功の一種で、心を制御して伝統的な中国医療で言うところの気のエネルギーを操ることである。チュリン・ソンは、気のエネルギーを心に思い描くことで、20分以内に植物の種を発芽させ、数センチ根を伸ばすことができる。これは中国(台湾と香港を含む)の大学内や研究所ならびに他国(日本、タイ、マレーシアなど)で180回以上実演されてきた。我々は気による発芽実験を7回実施し、5回成功した。



 注目すべき成果である。一体ソンはどのようにこれを行ったのだろうか? どうやら深いトランス状態に入り、そこから発芽するために必要なだけ時間を進め、通常3、4日かかる期間を20分に縮めたらしい。後に遺伝子解析が行われ、これが気のエネルギーによるものであるらしいことが確認されている。
 
 気は地球のいたるところにあると考えられている。人が健康なとき、気は自由に体を流れている。しかし不健康な場合、気の流れが滞っているか、気の残量が減っている。

 おそらくソンは宇宙のエネルギーを操る方法を身につけ、それを用いて植物の成長を早めたのだろう。これは生きとし生けるものは本質的に繋がり合っているというワンネスの思想を信じる人には納得できるはずだ。ジェフリー・ミシュロブは著書の中でこう述べている。

超能力に関する話で最も素晴らしく、最も恐ろしく、無論最も信じ難い可能性は、人間が――意識的に意図した力のみで、スピリチュアルな知性を借りて、あるいはシンクロニシティという謎の原理の結果として――物理世界に目に見える影響を発揮できるということだ。メリーランド大学哲学科のスティーブン・ブロード教授など、一部の学者はこうした報告を非常に真面目に取り上げて、誠実な者ならばケーススタディを調べては、安易に退けたりはしないと主張する。



 ここで紹介した人たちが超人間的能力を有しているかどうか、信じようが信じまいが自由だが、調べるだけの価値があるのは明らかだ。そうでなければ政府が極秘裏に調査を進めたりはしないだろう。

出典: karapaia

CIAは超能力者の存在に気が付いており、調査を進めていた

 こうした報告は、超常的な能力を持つ人間の事例が存在し、CIAはそれに気づいており、さらに調査を進めたことを示している。また特殊能力を持つ超人間が存在しながらも、科学のメインストリームは超心理学をさらに探求することができず、支援することを拒んでいることも分かる。研究してきたのは主に軍産複合体である。

報告書はこのように述べている。

その決定は共産党総書記の胡耀邦によって発表された。人体の異例的機能は科学的調査の主題であることを否定されたが、科学者のマイノリティグループは引き続きの研究を認められ、その報告は関心ある科学者が考察できるよう内部で回覧されることになった。メディアはこの話題について報じないよう要請された。また公的な大学による調査や政府の資金援助も停止された。



 これを読んだ後で考えて欲しい。なぜチャン・バオシェンは被験体になったのだろうか?なぜ軍部のPSI調査チームは依然として資金を与えられていたのだろうか? その一方で、真剣な調査が進められていながら、科学のメインストリームでは嘲笑の対象となっている。

 調査が中止されたのは、関心がないからではない。ワールド・オブ・シークレシー、別名ブラックバジェットに関連しているからだ。

出典: karapaia

世間から隠ぺいされる研究と予算:ワールド・オブ・シークレシー(ブラックバジェット)

 アメリカにおいて、スターゲイト計画はスペシャル・アクセス・ブラックバジェット・プログラム(SAPs)の典型例である。それは、すわなちこの計画の情報とその成果はすべて極秘にされ、世間から隠されるということだ。

 SAPsは表向きは存在しないことになっているが、確かに存在する。ディープブラック・プログラムとも呼ばれ、1997年の米上院報告書において「非常にセンシティブであり、議会の標準的な報告要件から免除される」と記述されたものだ。

 こうしたプログラムが数十億どころか、数兆ドルの資金を費やしていることを示唆する証拠は数多く存在する。以下はカナダの元国防相ポール・ヘリヤーによる2008年の発言だ。

大量破壊兵器の疑いを捜索するという名目で、アメリカが悲惨な戦争を始めようとしているのは皮肉である。この分野において最も恐るべきことは裏庭で起きているのだから。そうした国々に民主主義を持ち込むという名目で、アメリカが莫大な費用がかかる戦争を行わなければならないのは皮肉である。議会も最高司令官も関与しないプロジェクトに数兆ドルものお金が費やされている状況では、もはやそれ自体を民主的とは言えないのだから。



 これは我々が関知しない計画に流れ込んだ莫大な額に上る資金のことを言っている。FRBから消えた数十億あるいは数兆もの資金について、これまで幾度か議会でも調査が行われてきたようだ。

via:CIA Document Confirms Reality Of Humans With ‘Special Abilities’ Able To Do ‘Impossible’ Thingsなど/ translated hiroching / edited by parumo
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