ジョブローテーションってどういう意味? 就活生の約7割がジョブローテーションのある企業を希望!
就活生のみなさんは「ジョブローテーション」という制度を知っていますか? ジョブローテーションとは、社員の能力開発を行うことを目的として、多くの業務を経験させるために3年や5年などある一定の期間ののちに職場の異動や職務の変更を行う制度のことです。これを行うということで社員は様々な視点で仕事を行うことができるようになるとされ、導入している企業も多数あります。就活生はこの制度についてどう思っているのでしょうか? 意見を聞いてみました。
Q.ジョブローテーションがある企業とない企業のどちらがいいと思いましたか?
・ある企業……65.2%
・ない企業……34.8%
ジョブローテーションがあるほうがいいと答えた人はおよそ6割以上という結果に。みなさん、どのような企業を理想としているのでしょうか? 理由を見てみましょう。
<ある企業>
■成長できる
・そのほうが幅広い仕事を体験でき、自分の成長につながると思う(女性/23歳/大学院生)
・いろいろな経験ができて自身の成長につながると思うから(男性/23歳/大学4年生)
いろんな仕事を経験できるほうが仕事をする上でも経験値となっていくものですよね。自分自身の成長になるのは、間違いありませんものね。
■いろんな仕事ができる
・いろんな仕事をしてみたいから(男性/21歳/大学4年生)
一つの仕事をしているだけよりは、いろんな仕事にチャレンジしてみたいと思う人もいるようです。実際に働いてみないと、何が適正なのかはわからないものですからね。
■自分に合う仕事を見つけたい
・いろいろな仕事を経験して自分に合う仕事を見つけたいから(女性/21歳/大学4年生)
・自分が本当に向いてることは、やってみないとわからないと思うから(女性/22歳/大学4年生)
自分に合う仕事を見つけるためにも、ジョブローテーションは有効かもしれませんね。仕事を経験してみることで、どんなことが合っているのか見えてくるものでは?
<ない企業>
■生活ペースを崩したくない
・ローテーションは、生活が一定しないので嫌だから(男性/22歳/大学4年生)
・自分の生活ペースを毎日維持したいから(女性/21歳/大学4年生)
ジョブローテーションがある企業の場合だと、勤務形態にも変動があることも考えられるもの。なるべく生活リズムを狂わせたくないと思うなら、一つのところで働ける企業が向いているかもしれませんね。
■一つのことを極めたい
・さまざまな仕事を一から覚えるよりも一つの仕事を突き詰めていきたいから(男性/23歳/大学4年生)
・一つのことを極めるのが好きだから(女性/25歳/大学4年生)
いろんなことを経験するのもいいですが、できれば一つのことを極めていきたいと思う人もいるようです。仕事をする以上は、プロフェッショナルになりたいと思いますものね。
■キャリアを積みたい
・研究職だと短期間で移動していたら成果を出せないから(男性/23歳/大学院生)
・ひとつの業務に集中してキャリアを積みたいから(女性/23歳/大学4年生)
ジョブローテーションであれこれ経験していると、一つの仕事のキャリアを積んでいくことができないもの。なるべくキャリアを積みたいと思うなら、ジョブローテーションがないほうがいいかもしれませんね。
いかがでしたか? ジョブローテーションがあるほうがいいか、どちらが向いているかは、本人の性格にも関わってくるものかもしれません。自己分析がしっかりできていないと、入社してから困ってしまうこともありそう。就活で受ける企業を決める際もジョブローテーションがあるかどうかきちんと確認したほうがいいかもしれません。
(ファナティック)
マイナビ学生の窓口調べ
調査日時:2016年11月25日~2016年12月2日
調査人数:大学生男女221人(男性81人、女性140人)