色々あるね!時代が生んだ歌舞伎役者ゆかりの伝統的な「茶色」をファッションに取り入れたい (2/3ページ)
渋い色ですが、華のある歌舞伎役者が身に付けると華やかですね!
成駒屋のシンボルカラー「芝翫茶」(しかんちゃ)江戸後期、文化、文政年間に大阪で人気のあった三代目中村歌右衛門(なかむらうたえもん)が好んだ色として、当時大流行した ややくすんだ渋い赤茶色です。
芝翫は歌右衛門の俳名で、「中村芝翫」は今、歌舞伎の名跡として有名ですよね。そう、今秋親子4人同時襲名を成し遂げた中村橋之助改め中村芝翫さんの「芝翫茶」なんです。苅安と棗の実を使い、灰汁媒染で染められた色なんですね。芝翫茶は、「芝翫香」など、着物だけでなく化粧品や食べ物、薬品にまでその流行が及ぶほど、当時を一世風靡した伝統色です。
江戸で流行った「路考茶」(ろこうちゃ)、「梅幸茶」(ばいこうちゃ)
濱村屋の二代目瀬川菊之丞(せがわきくのじょう)が好んで身に付けた くすんだ緑みの茶色です。この路考茶も着物の色に止まらず、髪型の「路考髷」や帯の結び方の「路考結」櫛の「路考櫛」などオリジナルの流行を生み出しました。
