当て逃げしたノンスタ井上裕介を「さん付け」で報じる違和感

まいじつ

当て逃げしたノンスタ井上裕介を「さん付け」で報じる違和感

タクシーと交通事故を起こし、当て逃げしたことが発覚して芸能活動を自粛しているお笑いコンビ『NON STYLE』の井上裕介(36)。所属芸能事務所の吉本興業関係者によると、事故を起こした3日後の12月14日に、相手の運転手に直接会って謝罪したという。

「タクシーの運転手は全治2週間の怪我を負いました。警察に捕まったあとで所属芸能事務所を通して『誠意をもって対処したい』と発表し、それからようやく謝罪しています。行動の順序が違うのではないでしょうか」(芸能ライター)

井上は当て逃げしたことについて、「事故を起こしたことが世間に知られたら大変なことになると思った」と述べている。

「大変なことを起こしたという釈明に違和感を覚えます。すぐに警察を呼び、謝罪をして、それで和解すれば、当て逃げした場合のような大ごとにはならなかったでしょう。当て逃げしたことで、記事の扱いも大きくなったと言わざるを得ません」(同・ライター)

それとも、井上にはその場ですぐに警察を呼ばれたら、ほかに困る理由があったのだろうか。

「なぜ逃げたのか、そこに別の理由があると思います。すぐに思い浮かぶのが飲酒運転で、それを酔いを醒ますために逃げたという説です。いったん逃げてから捕まれば飲酒確認ができないので、飲酒運転の違反にはなりません」(同・ライター)

後日、井上の自動車にはお笑いコンビ『スーパーマラドーナ』の武智(38)が同乗していたことが分かっている。

「武智もタクシーの接触に気付いていたそうです。『M-1グランプリ』で2年連続の決勝進出を果たしたとはいえ、これからもっと知名度と人気を上げていかなければならない立場です。今後のためにも道交法を絶対守らなければならないはず。見て見ぬふりならば犯罪ほう助です」(同・ライター)

接触したという認識がありながら、確認せず逃げ去ったという井上の行為は言語道断だが、それにしてもこの件を報じるテレビには違和感を感じるところがある。

「テレビは、皆一様に『井上裕介さん』と呼んでいました。“井上容疑者”ではなくとも、なぜ呼び捨てではないのでしょうか。タレントは、例えばイベントなどに出席してそれが報じられれば、普通は呼び捨てです。それにわざわざ、さんを付けるのはかなりの違和感を感じました」(同)

井上について、複数の弁護士は「逃げたという時点で逃亡者であり犯罪者」という見解を示している。

思えば、『SMAP』の稲垣吾郎(43)が2001年に道交法違反と公務執行妨害で逮捕された際にも、“稲垣メンバー”という妙な呼称が広まっていた。こういう場合に呼称で配慮するのは不必要だろう。

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