金正恩氏「喜び組」見たさに革命の聖地を訪問か (1/2ページ)
金正恩党委員長は先月末、北部の両江道(リャンガンド)の各地を訪問し、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の部隊などの視察を行ったが、同地を訪れた真の目的は軍視察ではなく他にあるという指摘が出てきた。
処刑場面の証拠米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)の内部情報筋は、指導部のメンバーと特閣(別荘)で会議を行うことに重点を置いたと伝えている。会議の詳細は不明だが、気になるのはわざわざ両江道で行った理由だ。
両江道にある三池淵(サムジヨン)郡は、金正恩体制にとって意味深な場所だ。正恩氏は今から3年前の2013年、実質的なナンバー2として権勢を振るっていた叔父の張成沢(チャン・ソンテク)氏を粛清・処刑した。その直前に三池淵を訪れ、張氏の処刑を決意したと言われているのだ。情報筋も、「今回も処刑や粛清などの人事問題について論議したのかもしれない」と述べている。
正恩氏は張氏の処刑以降、たがが外れたように恐怖政治を加速させる。彼の残酷な処刑方法は、内部からの情報だけでなく、衛星写真などの客観的証拠が証明している。
「喜び組」という特別な遊戯その一方で、デイリーNKの内部情報筋は金正恩氏が三池淵を訪れた意外な目的を指摘する。それは、軍に所属する「女性中隊の音楽公演」の鑑賞である。
情報筋によると、金正恩氏は軍部隊を視察した後、そそくさと移動し1045軍部隊に所属する「女性中隊」の音楽公演を鑑賞したという。注目すべきは、女性中隊が平壌の万景台(マンギョンデ)学生少年宮殿や、各地域で選抜された美貌の女性によって構成されているということだ。
メンバーが選りすぐりの美女たちであるならば、彼女らは朝鮮労働党の組織指導部護衛総局、通称「5課」により担当されている可能性がある。5課とは「喜び組」を選抜し、管理する謎のセクションだ。そして日本や韓国で喜び組と言われている女性達は、北朝鮮では「5課処女」といわれる。(※注=朝鮮語で「処女」は、未婚女性や若い女性の総称)
5課処女たちの基本的な役割は、最高指導者である金正恩氏や指導層に仕えることだ。役割も様々な専門分野に別れており、特別な夜の奉仕を専門とする「木蘭組」という集団も存在するという。