秋津壽男“どっち?”の健康学「ダイエット中に避けるべき宴席は『寿司』と『焼肉』のどちらのなのか?」 (2/2ページ)
「3食を抜かずに少しずつ減らす」のがダイエットの基本であり、3食とも、御飯や麺を少なくする低糖質ダイエットとすると、ダメージは少なくなります。
ただし、低糖質はオススメしますがゼロ糖質はダメです。糖質が不足すると体のパワーが不足して、常に疲れたような状態に陥ってしまいます。肉体労働の人が食事を多くとるのも、それだけパワーを必要とするからですが、普通のサラリーマンも、少量でいいのでパンやおにぎりを適量食べてください。御飯なら1食につきお茶碗1杯、1日の摂取カロリーで考えると2200キロカロリーぐらいが適量と言えます。
もっとも、手っとり早く食べられる食事といえば糖質しかありません。昼食を15分で済ますなら弁当か牛丼、うどんやソバ、あるいはコンビニのおにぎりやパンとなりますが、これらは全て糖質です。こうしたメニューを食べている人は、今の糖質をしだいに減らして半分ぐらいにすると、理想の糖分になるでしょう。
ちなみに、こうした糖質ダイエットを続けた場合、最初の1週間や10日は体内で代謝の切り替えが始まるため、体脂肪率は思ったほど減りません。代謝効率のいい人ほど痩せにくいので、「効果がない」わけではないのです。
■プロフィール 秋津壽男(あきつ・としお) 1954年和歌山県生まれ。大阪大学工学部を卒業後、再び大学受験をして和歌山県立医科大学医学部に入学。卒業後、循環器内科に入局し、心臓カテーテル、ドップラー心エコーなどを学ぶ。その後、品川区戸越に秋津医院を開業。