アンネ・フランク一家は本当に裏切りられたのか?あれから72年、歴史家が新説を発表(オランダ研究) (2/3ページ)

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■ アンネ一家を逮捕したのはナチスの捜査官ではなかった?



 これは、ある部分では、ユダヤ人を逮捕した3人はSD(ナチス親衛隊の情報部。ナチス政権に対する危険分子を捜査)であったと歴史家が考えてきたことに、その原因がある。

 しかし研究者が明らかにした最新情報によると、オットー・フランクが捜査官と考えていた3人はナチスの敵を探していたわけではなかったようだ。

 彼らは実際には配給カードの不正や兵役忌避を捜査していたのであり、ユダヤ人狩りではなかったという。

 アンネは日記の中で、偽造配給カードの取引で逮捕された者がいることに繰り返し触れている。「だから今クーポンがないの」と。

 これは当局にも報告されており、彼らは現場を抑えるためにちょくちょく隠れ家周辺を訪れていた。



■ 電話線が遮断されており密告は困難?



 また密告説の穴をついた別の状況証拠もある。例えば、電話線の多くが切断されていたことが挙げられる。したがって市民が当局にユダヤ人の隠れ家を密告することは難しかった。もちろん電話以外で密告する方法がないわけではないのだが。

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 もちろん博物館側は、今回の新説も含めて、アンネの家族が見つかってしまった原因について結論を出すような説はないことも強調する。

 これで密告説が完全に否定されたわけではないからだ。
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