「結婚しないことは悪なのか?」アラサー独女が毒を吐きたくなる瞬間(神崎桃子) (3/4ページ)
入社当初は仕事帰りに気軽に飲みに行っていた女子社員や同僚達も年々減り、いつの間にか愚痴や弱音を言える人間がいなくなってゆく……。そこにつけこんでくるのが既婚者の男だ!!
「キミは誰よりも頑張ってる。僕はキミをちゃんと見ているよ」
「君はぜんぜん悪くない。悪いのは部長の方だ」
「実をいうとね、妻とはずっとうまくいっていないんだ……キミみたいな子ともっと早く出会いたかった」
これこそアラサー独女にとっては甘美な毒薬である。
既婚男性の”女の褒め方”はとても巧妙だ。
彼らのその慰めに心地よさを覚えてしまう。
「彼はわたしのことを認めてくれている」
「本当の私を理解してくれるのは彼だけ」
と本命ができるまでのつなぎのはずがいつしか不倫ワールドにどっぷりハマりなかなか抜け出せなくなくなるのである……。
“その場しのぎの愛の戯言”を山ほど身体に流し込まれたあなたは「わたしは女として奥さんなんかよりも愛されている」と毒づき「愛してない奥さんといるより私といたほうが幸せに決まってる」などと厄介な自信を持ってしまうのだ。
親は顔をみるたび「誰かいないの?」……この詰問に「結婚しないことが犯罪なのか!?」と反撃してしまうのが毒女親からの電話しかり実家に帰省してもしかり「アンタ、誰かいないの?」……。
このセリフを耳にタコができるくらいリフレインされるあなたは「チッ、ウザい」「ほっとけよ」「結婚しないことであんたに迷惑掛けてないじゃん」「もう口聞きたくない」と親に対し思春期以来の反抗期に突入してしまうのだ。
そしてその愚問を繰り返すのはなにも親だけではない。親戚から実家の近所のオバサン達もこぞって「●●ちゃん、誰かいい人いないの? より好みしてちゃだめよ」「早く親を安心させてあげなよ」「孫の顔見せてあげることが1番の親孝行」「そんなこと言ってるとあとで後悔するよ」とお節介にも攻撃してくるのだ。
女がいくら自立しようが、仕事を頑張ろうが、収入やキャリアがUPしようが親や親戚は褒めてなどくれない。
「おめでとう!」
「よくやった!」
「でかした!」
と親に称賛されるのは結婚するときと出産においてだけなのだ。