「結婚しないことは悪なのか?」アラサー独女が毒を吐きたくなる瞬間(神崎桃子) (4/4ページ)
しかし周囲がこれほどまでに結婚をまくしたてるのは悲しいかな「出産のタイムリミット」があるから。独身の男ならそこまで“結婚”について追求されなくとも女となれば話は別。
親は高齢出産に差し掛かる前に「ここでなんとか手を打ってくれ」と思うからこそ圧力を掛けてくるのだ。
そして出産は“産んで終わり”でなくそのあとには“育児”というエネルギーを消耗する果てしない戦いが待っているからこそ「早くしろ」と急かすのである。しまいにはあんなに男関係に厳しかった父親でさえ、
「もう順番なんてどうでもいい」
「デキ婚でも構わない」
「早く片付いてくれ」
などと言い出すことだろう。
親からのプレッシャーがハンパないのはアラサー世代の独女ならではのことである。
しかし思春期以降のその反抗期は必ず終止符が打たれる。
時が経ち、結婚や出産が困難な年齢になれば周囲も一切忠告しなくなるからだ。「子どもを生むか? 生まないか?」という選択の余地はなく諦めるしかないのである。
結婚しないことが“悪”ではない。独身でいることが“罪”ではない。
ひとりで生きてゆく、結婚しないことが決して不幸なことではない。
しかし「あの人ホント毒女。いつまでも結婚出来ない女性は毒があるよね」となるのは不幸なことである。
“結婚しないこと”で周囲に迷惑や悪影響をもたらすことはしてはならない。
1人でいることでストレスが溜まってイライラしたり、人に当たったりトゲトゲしくなることがいけないのだ。
“結婚しないことが不満につながる”のはいいことではない。
独身でいることが自分にも周囲にも「毒」にならないようにしよう。
周りに“毒を吐くばかりの人生”は決して幸せとはいえないのだ。
体験型恋愛コラムニスト・神崎桃子