理想を追い求めた『20世紀最高の自動車設計者』フェルディナンド・ポルシェの生涯 (3/5ページ)

イキなクルマで

「20世紀最高の自動車設計者」として、今もその功績は称えられています。

■フェルディナンド・ポルシェの残した名言

「私の夢を実現してくれる車はどこを探しても見つからなかった。だから自分でつくることにした」

ポルシェ博士にはいくつもの名言があることで知られていますが、彼の人生を物語っているのがこの一文です。まさにこれを実現させるためにダイムラー・ベンツを退職し、ナチスをスポンサーに夢を実現したわけですが、その代償は少なくなかったように思えます。

「技術的問題を解決するためには美的観点からも納得のいくものでなければならない」

「ユーザーの立場で考えた場合、多少でも不利となりうる要素は決して採用すべきではない」

この2つの言葉は、今現在もポルシェというブランドを支えている美点そのものです。機能性・実用性とデザインの高い次元での融合が、高級車ブランドとしてのポルシェのアイデンティティであり、だからこそパナメーラやカイエンのような車も成立するのだと思えます。

■今なお残るポルシェ一族の系譜

子孫たちによる輝かしい功績もまた、ポルシェ博士が残した功績の1つです。ここではポルシェ博士の息子世代・孫世代から、一族の代表的な人物を紹介します。

フェルディナンド・アントン・エルンスト・ポルシェphoto by Stuttcars.com

フェリー・ポルシェの愛称で親しまれた、ポルシェ博士の長男です。ポルシェ博士の収監後実質的なポルシェ事務所の運営を取り仕切り、後にポルシェ365といった名車を生み出しました。

フェルディナンド・ピエヒphoto by Wikipedia

2015年までフォルクスワーゲンの取締役会会長・監査役会会長などを歴任した人物で、ポルシェの孫にあたります。ピエヒは母方の姓になります。技術者として活躍した人物で、最大の功績はアウディの4WDシステム「クアトロ」と、特徴的な5気筒エンジンを開発です。

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