新社会人になるまで残り数ヶ月。内定者にとって気になるのは内定先の配属かもしれませんね。文系出身者の中には営業職に配属される人も少なくないでしょう。営業は嫌だとあまり乗り気がない内定者もいるかもしれませんが、文系出身としては営業職を人生で一度は経験したほうがいいのでしょうか？ 実際に社会人の先輩に経験談を元に話を聞いてみました。

■文系ならやっぱり一度は営業職を経験しておくべきだと思いますか？

思う 43人（34.4％）
思わない 82人（65.6％）

■そう思う理由を教えてください
●思う

・お客様に最も近い営業職を経験していると、市場ニーズの把握など、別の業務にも役立つことが多々あると思うから（男性／35歳／食品・飲料）
・大変さを感じるべきだから（男性／33歳／商社・卸）
・対人・人間関係を学べる（男性／50歳以上／その他）
・営業を経験している人は話が非常にうまいから（男性／32歳／運輸・倉庫）
・営業はどの仕事に対しても役に立つので（男性／43歳／小売店）
・営業は企業の根幹儲け方を知らないと、目をつぶって運転するようなもの（男性／50歳以上／運輸・倉庫）
・外でどんなことをしているのか気になる（女性／22歳／自動車関連）
・大変さややりがいを知る大切な事がつまっているから（男性／26歳／小売店）

●思わない


・営業は社交性がある人しか向かないと思う（男性／32歳／金融・証券）
・営業だけがすべてではないから（女性／22歳／学生）
・得意な仕事をやればいいと思うから（女性／38歳／食品・飲料）
・経験としてあった方がいいかもしれないが、必須ではないと思う（男性／38歳／自動車関連）
・理系だって営業してもいいと思う（女性／22歳／学生）
・営業を経験しなくても社会性は身につく（女性／33歳／不動産）
・企画を組むのが苦手だから（男性／41歳／小売店）

文系の人間は、必ずしも営業職を経験する必要はないのではないとする意見の方が多くありました。企業の最前線の仕事として営業職を経験すれば、仕事のプラスにつながるという肯定派の考えに対し、営業職以外でも経験を積める仕事はたくさんある、という否定派の意見もありました。

いかがでしたか？ その人の適正にもよりますが、自分が会社の一員として何ができるか、改めて考えさせられるアンケートとなったのではないでしょうか。いずれにせよ、営業職しかり、他の職種しかり、全力で事に当たればきっと自分を社会人として大きく成長させてくれるのだけは間違いないでしょう。

文・学生の窓口編集部

マイナビ学生の窓口調べ
調査日時：2016年12月
調査人数：大学生男女284人（男性145人、女性139人）