クラウドファンディングの在り方が問われた「赤サブレ事件」とは? (1/3ページ)

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クラウドファンディングの在り方が問われた「赤サブレ事件」とは?

Photo via jarmoluk via VisualHunt.com

クラウドファンディングは非常に便利なものだ。

もし130年前にクラウドファンディングが存在したら、二宮忠八はライト兄弟よりも早く飛行機を開発していたに違いない。「日の目を見ない珍発想」が『Indiegogo』や『Kickstarter』によって具現化される事例が今も相次いでいる。

それは確かにいいことだ。だが、「ユーザーから巨額を募る」ことが理想の達成に直結するかと言えば、決してそうではない。

何十万ドルという金を頂戴し、製品を開発してそれを市場に投入したらプロジェクトは大成功……というわけではない。その製品が、果たしてユーザーを満足させているのか否かを知る義務が開発者にある。

そういうことを理解していないと、待っているのは悲惨な光景ばかりだ。


■ リアルなFPSを

『Takedown:Red Sabre』(以下Takedown)というゲームがある。

これはそもそも、クラウドファンディングサイト『Kickstarter』から登場したものだ。

開発者曰く、「戦場が舞台のFPSなのに体力が自動回復するのはおかしい。映画チックな演出も必要ない」とのこと。それ自体におかしなところはない。ハリウッド映画のようなアクションのせいで、「物音を立てたら敵に見つかる」といった基本的な要素がゲーム業界では疎かにされているからだ。

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=hNckKc7e4ZU]

つまりTakedownが目指すのは「頭脳を駆使したリアルなゲーム」である。Kickstarterでは、22万ドル(約2,500万円)もの資金を調達した。

極力敵に姿を見せない、物音を立てない、高い場所から飛び降りたら死ぬ。これらの「当然」を詰め込み、本物の戦場のようなゲームができるはずだった。


■ 蓋を開けてみれば…

Takedownは、日本のゲームマニアの間では「赤サブレ」と呼ばれている。

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