現代版ドラクエ2か?話題沸騰の新感覚スリラー『ドントブリーズ』レビュー (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

 強盗に入る主人公たち三人は、イケイケの兄ちゃん、やや優等生気味の青年、そしてヒロインと、実に『ドラゴンクエスト2』を連想させるメンツ。このローレシア、サマルトリア、ムーンブルクのトリオがダンジョンに行ってですね。モンスターから逃げ惑いつつ、お宝を奪って帰る話なんですよ。ほら、こう言われると、もう冒険ファンタジーとしか思えないでしょう? こいつはもう間違いなく現代版『ドラクエ2』ですよー!

 というわけで、本作はロクでもない連中が殺し合うロクでもないクライムスリラーであり、盲目ジジイに追いかけ回されるホラー映画であるわけですけど、何気に冒険ワクワク要素もあったりして、妙に気分がアガる映画だったりもします。危険を乗り越えて一攫千金ってのは(他の要素がどんだけロクでもなくても)やっぱりドキドキ感のある骨子なんですね!

著者プロフィール

作家

架神恭介

広島県出身。早稲田大学第一文学部卒業。『戦闘破壊学園ダンゲロス』で第3回講談社BOX新人賞を受賞し、小説家デビュー。漫画原作や動画制作、パンクロックなど多岐に活動。近著に『ダンゲロス1969』(Kindle)

「現代版ドラクエ2か?話題沸騰の新感覚スリラー『ドントブリーズ』レビュー」のページです。デイリーニュースオンラインは、ドントブリーズドラクエ映画連載などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧