セレナの全豪がスタート、グランドスラム1回戦の勝敗記録は「65勝1敗」に

テニスデイリー

セレナの全豪がスタート、グランドスラム1回戦の勝敗記録は「65勝1敗」に

 オーストラリア・メルボルンで開催されている「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月16~29日/ハードコート)の女子シングルス1回戦で、第2シードのセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)がベリンダ・ベンチッチ(スイス)を6-4 6-3で倒して“23番目のグランドスラム・タイトル”への挑戦をスタートさせた。

 昨年の全米オープン準決勝で敗れたあと故障により休養していたセレナは、今年1月1週目のオークランドで復活した。

 ベンチッチとの第2セットは一時5-0とリードしていた。

 しかし、かつてトップ10入りしたこともあり、昨年の全豪では第12シードをつけていたベンチッチがそこからセレナにプレッシャーをかけ始める。

 セレナはベンチッチにブレークポイントを与えることとなったダブルフォールトを含めて大事なポイントでミスをおかし、相手に挽回を許した。だが、それでも最終的には立ち直って6-4 6-3で試合を終わらせた。

 セレナは昨年末にソーシャル・ニュース『レディット(Reddit)』の創始者のひとりであるアレクシス・オハニアン氏と婚約した。婚約者はこの日、ロッドレーバー・アリーナの観客の中にいた。彼女はオーストラリア入りして以来、繰り返し結婚式の予定について尋ねられているが、1回戦終了後の記者会見ではその話についてだいたいの時間を示唆しただけだった。

 「2月に自分の人生の大きな全体像を見始めるつもりよ。でも今の私は(ここでの試合に)集中しているから、考えられることはそれだけだわ」とセレナ。

 セレナは、『Equality(平等)』と胸に書かれたシャツを着て記者会見場に現れた。それはアメリカ時間ではまだ深夜前のことで、人権擁護のリーダーであるマーティン・ルーサー・キングを記念した祝日が終わろうとしているときだった。

 「メッセージを広めるのは重要なことよ」とセレナは言った。

 アメリカの未来について懸念しているのか、と聞かれたセレナは、「一般的に皆にとっての懸念」と言うにとどめ、詳しいコメントは拒否した。

 グランドスラム1回戦での勝敗記録を「65勝1敗」に向上させたセレナは、2回戦でルーシー・サファロバ(チェコ)と対戦する。サファロバは9つのマッチポイントをしのいで、ヤニナ・ウィックマイヤー(ベルギー)を3-6 7-6(7) 6-1で倒して勝ち上がった。

 ちなみにセレナにとって唯一のグランドスラム1回戦敗退は2012年全仏オープンで、世界ランク111位のビルジニー・ラザノ(フランス)に6-4 6-7(5) 3-6で敗れたこの試合のみだ。

 第3シードのアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)はツベタナ・ピロンコバ(ブルガリア)を6-1 4-6 6-1で、第22ードのダリア・ガブリロワ(オーストラリア)はナオミ・ブローディ(イギリス)を3-6 6-4 7-5で退けた。

 昨年の全米準優勝者、第5シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)はサラ・ソリベス トルモ(スペイン)を6-2 6-0で下し、昨年の全豪で準決勝に進出した第9シードのジョハナ・コンタ(イギリス)はキルステン・フリプケンス(ベルギー)を7-5 6-2で倒して勝ち上がった。プリスコバはブリスベンで、コンタはシドニーで優勝と、ともに全豪前哨戦でタイトルをつかんでいる。

 第6シードのドミニカ・チブルコバ(スロバキア)、第12シードのティメア・バスンスキー(スイス)、第14シードのエレナ・ベスニナ(ロシア)、第16シードのバーボラ・ストリコバ(チェコ)、元ナンバーワンで第17シードのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)、第21シードのカロリーヌ・ガルシア(フランス)、第28シードのアリゼ・コルネ(フランス)、第30シードのエカテリーナ・マカロワ(ロシア)、第31シードのユリア・プティンセバ(カザフスタン)も2回戦に駒を進めた。

 ヘザー・ワトソン(イギリス)は第18シードのサマンサ・ストーサー(オーストラリア)を6-3 3-6 6-0で下したが、これによりストーサーは母国のグランドスラム大会での“干ばつ期間”をさらに延長してしまうことになった。(C)AP(テニスマガジン)

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