酉年の「トリ」にちなんだ鉄道旅行のすすめ (2/2ページ)

まいじつ

トリ三昧旅行ということなら、最後は『さくら569号』で鹿児島中央駅に21時46分にたどり着けるので、天文館のさつま地鶏を味わってもいいかもしれません」(同・ライター)

金沢経由のこのコース、余裕を持った日程を組んで大阪泊にすると、昼は金沢の鶴来駅(北陸鉄道)、夜は大阪の鶴橋駅(JR・近鉄)で、“鶴”を加えたグルメコースにもなる。

また路線名がトリにちなんだ烏山線は、東北線の宇都宮(栃木県)に乗り入れているローカル線だ。3月のダイヤ改正で、国鉄時代からから走り続けてきたディーゼルカー『キハ40形』が引退するので、思い出作りの乗車をするならばいまのうちだ。

さて、最後は駅名。スズメ(雲雀丘花屋敷・阪急宝塚線)からワシ(鷲別・JR室蘭線など)までさまざまなトリの名が付けられている駅名でも、全国に分布しているのが前述にもある“鶴”だ。鶴岡駅(羽越線)、東舞鶴駅(舞鶴線)、鶴崎駅(日豊線)等々、全国的にも多数存在していることが分かる。

なかでも、箱根駅伝の中継点としても知られる横浜市の鶴見区周辺には、JR鶴見線や京浜急行の鶴見市場など4つの駅が固まっている。

「JR鶴見線は全線制覇に3時間ほどかかる都会のローカル線で有名です。また、神奈川県には真鶴駅(JR東海道本線)、鶴巻温泉駅と鶴間駅(小田急線)、鶴ヶ峰駅(相鉄線)など鶴のつく駅名も多いので、乗りつぶしも面白いでしょう」(同・ライター)

鳥と電車好きにはたまらないトリ三昧の旅。1年かけて制覇するのも縁起がいいかもしれない。

【画像】

tarousite / PIXTA(ピクスタ)

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