酉年の「トリ」にちなんだ鉄道旅行のすすめ (1/2ページ)
酉年の今年は、“トリ”にちなんだ鉄道の旅が流行しているという。
「もともと新幹線や特急には、スピードをイメージさせる鳥の名前が使われることが多いのです。鳥の名前の付いた列車にたくさん乗る“トリ三昧旅行”を楽しむマニアもいます」(鉄道ライター)
鳥にちなんだ列車名は現在、新幹線の『はやぶさ』(北海道・東北)、『つばさ』(山形)、『とき』(上越)、『はくたか』(北陸)、『つばめ』(九州)、在来線特急に『しらさぎ』(北陸線)、『サンダーバード』(同)、『こうのとり』(福知山線)、『かもめ』(長崎線)の9種類の列車が存在する。
鳥の名前は列車のみにとどまらず、路線や駅名にも多く見られる。路線名では烏山線、鶴見線(JR東日本)や鶴舞線(名古屋市営地下鉄)、鴨東線(京阪電鉄)などがあり、駅名となると東京だけでも鶯谷、巣鴨、目白(JR山手線)、三鷹(同中央線)、鳩ノ巣(同青梅線)、ひばりヶ丘(西武池袋線)、千鳥町(東急池上線)など、枚挙にいとまがない。
それでは、鉄道の旅ではどのようなトリ三昧が可能なのだろうか?
「例えば、東京駅7時12分発の『つばさ123号』で出発すると、金沢と米原経由にて、1日で全国の“トリ列車”9本全てに乗ることが可能です」(同・ライター)
トリの名前の付く9列車を1日でコンプリートできるとは、全く想像がつかないが、具体的な行程はどのようになるのか。
「金沢までは新幹線のつばさ、はやぶさ、とき、はくたかを乗り継いで、金沢からはサンダーバードとしらさぎ、こうのとりで東海道新幹線に合流します。九州では博多―新鳥栖間をかもめ、新鳥栖―熊本間をつばめに乗ります。