“肉離れ”は冬に多いって本当? 未然に防ぎたい肉離れ対策マニュアル (4/6ページ)
結果、特に水分の相対的な不足が血液粘度を上昇させ、四肢の骨格筋レベルの血流量低下を招き、肉離れを起こしやすくしてしまっている可能性があります。 肉離れを起こしてしまった際の対処方法肉離れの応急対処方法としてはRICES処置が一般的です。
RICES処置
■ R:Rest
痛みがなく体部分が機能するまで安静にします。
■ I:Ice
受傷後12~24時間、間欠的に冷やします。
■ C:Compression
腫脹が消失するまで包帯やテーピングで常時圧迫します。
■ E:Elevation
下肢の場合、受傷後24時間はできるだけ下肢を挙上させておきます。
■ S:Stabilization
痛みがなく受傷部位が機能するまで固定しておきます。
早めに整形外科を受診する
RICES処置を行ったうえで自覚症状が軽い場合でもできるだけ早めに整形外科を受診し、筋断裂の有無や内出血による血腫の穿刺吸引、ならびに筋断裂部に対する縫合手術の必要性などについて判断してもらうことが重要です。
そして、整形外科医の判断と指示に従い、治療、リハビリテーション、再発予防に取り組んでゆくことになります。
何が正しい動きで何が出来ていないかなどは、普通、自分自身で分かるものではありませんので、トレーナーや理学療法士等の専門家の助言と指導が原則、望まれます。